「スティーブ・ジョブズの子どもたち」を観て

タイムラグありすぎのネタです。
録ためていたドキュメンタリー「スティーブ・ジョブズの子どもたち~ハングリーであれ 愚かであれ~」をやっと観た。
NHK BS1で1月に放送したドキュメンタリーだ。

年末年始、ジョブズ関連の特集番組が立て続きにあった。
σ(^^)はアップル製品とは縁遠い人間なのだが、こうも話題になっていると観ないわけにはいかない。
根がミーハーなもので。

その中でもこのドキュメンタリーが一番、感じるものがあったかな。
ジョブズ当人より、ジョブズのスピーチを聞いたスタンフォードの学生たちが主人公だから、ジョブズ信仰者には物足りない内容だったかもしれないが。

繰り返しになるが、σ(^^)はアップル製品とは縁遠い。
ガジェット好きではあるが、手持ちのアップル製品と言えば年季の入ったiPodぐらい。
一年ほどiPhone3GSユーザになったことがあるが、すぐにAndroidへ乗り換えたし、iPad2も購入したものの、即にAndroidタブレットに買い換えた。
パソコンはWindows。Linuxにも手を出したことはあるが、Macは触ったこともない。
なぜだろう?
たぶん、デザインコンセプトが完成されすぎているのかな。
そう、彼、ジョブズの思いが強すぎるというか。
特にiPhoneがそう。
この手のガジェットは、Palm時代から手にしている。
出来の悪い子ほどカワイイと言うが、iPhoneは優等生過ぎて愛着がわくことがなかった。
その点、PalmやAndroidの出来の悪さ、危険な香りのする自由度、σ(^^)はこちらの方が愛着を持つだなぁ。

いくつかあったジョブズの特集番組で首を傾げざるを得なかったのが、彼を世紀に発明家といった扱いをしているものが少なくなかったこと。
iPod、iTunes、iPhone、iPod…アップルはすべてにおいて後発だったはず。
いずれの製品もすでに存在していたが、十分なマーケットを得るまでに至ってなかった。
そんな中で、ぶれないコンセプトのもとで、ビジネスモデルを確立して、一大市場を切り開いた点を本来評価すべきはず。
ジョブズは発明家でも類い希なエンジニアでもない、先見の明のあったビジネスマンだと。

さて、題記の「スティーブ・ジョブズの子どもたち」である。
前置きが長すぎ(^-^;)
ジョブズの言葉に胸熱くした学生達のその後を追ったドキュメンタリーだ。
今のアメリカの惨状がよく分かった。
スタンフォード大学と言う名門を卒業しても、不況のあおりで職に就けない現状。
数年前まで中産階級だった多くの人たちが、路上生活を余儀なくされているとも聞く。
日本も他人事ではない。
現状を考えると数年後の自分の姿を重ねざるを得ない。

ジョブズの言葉を聞いたときは、彼らは光り輝くアメリカンドリームを頭に描いていただろう。
それを想像すると、今直面している現状は彼らにとってあまりに残酷。
そんな現状の中にあって、あの日聞いたジョブズの言葉を支えに立ち向かうという彼ら。
羨ましいよ、そう言う言葉と思い出があるって。

「ハングリーであれ 愚かであれ」
「点がつながって線になるのではない」

どの言葉も、あの日スタジアムに集まった卒業生のためだけに贈られた言葉。
だから、σ(^^)はその場にいた彼ら以上の感銘を受けることはできない。
だって、ジョブズが彼らのために贈った言葉なのだから。

誰かこんな言葉、σ(^^)に贈ってくれないかな。

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