映画「建築学概論」を観て

正直、韓流のラブストーリーは苦手。
そもそもクドい演出の映画は、日本映画であれヨーロッパ映画であれ、好きではない。
しかしながら、映画を観ようと思い立ったタイミングに上映していた中で、唯一興味を惹いたのがこの韓国映画。
コテコテのラブストーリーというレビューも目にしていたので、迷いに迷ったのだが、この無骨なタイトルの意味するところが気になって、結局これを観ることにした。

で、問題のタイトルだが、これは主人公の二人が出会うきっかけとなった大学時代の講義「建築学概論」からきている。二人はこの講義で出会い、この講義の終了とともに不本意な別れに至っているので、本作にとってはキーポイントなのだ。

映画は、中年にさしかかった男女が再会し、大学時代の短かった二人の日々をオーバーラップさせながら、懐古と後悔の気持ち揺れ動く、と言うラブストーリーにはよくある設定。
しかし、先の先が読めてしまう展開でありながら、不思議なことにワンシーン、ワンシーンがむちゃ心にしみた。

大学時代は男の方が女を思い焦がれ、今は男は女のことをすっかり忘れている。
女は逆に、男を探しだして再会し、仕事を口実に男との時間を作ろうとしている。
この気持ちのベクトルが違いが、二人の間に流れた長い長い時間をうまいこと表現していた。
そして、彼女のことをすっかり忘れていた男は、徐々にあの頃の熱い気持ちを蘇らせていくも、お互いやり直すことのできない現実…うーん、切ないっ。

たぶん、主人公が自分と似た年代だから、余計に感情移入してしまったんだろうなぁ。
初恋が実らなかった人には、きっと涙腺直撃だと思う…(;_;)シミジミ。

不意に鑑賞した韓流映画だったが、韓流映画も侮れんなぁ、と再評価した次第。

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