映画「サイド・エフェクト」を観て

スティーブン・ソダーバーグ監督作品ということで、期待大で鑑賞しました。

主人公は精神科医。
自動車を壁に追突させ、自殺しようとしたうつ病の女性に、彼はある新薬を処方します。
その結果、新薬の副作用(サイドエフェクト)で、この女性は夫を殺してしまいます。
副作用による殺人と言うことで、女性は無罪になるものの、薬を処方した主人公は責任を追求され、その社会的地位ばかりでなく、家庭までズタズタになっていき…、というサスペンス映画。

サスペンス映画を鑑賞するのって、久々なような気がするなあ。
映画を通し、病んだアメリカ社会がかいま見えてきます。
劇中、登場する抗うつ剤の数々。
日常会話で何気に交わされる抗うつ剤の処方体験。
薬の副作用で発生した殺人事件などなど。
印象的だったのは、「イギリスでは精神科医に受診すると病気と見られるが、アメリカでは逆に応援される」との、イギリスからアメリカに渡り開業した主人公の言葉。
精神科医に受診しずらい環境も問題だが、風邪薬を処方するかのように抗うつ剤が蔓延する社会もいかがなものか?、と考えさせられた。

さて、作品の方だが、途中から裏が分かってしまい、サスペンス映画としては今ひとつだったかなあ。
主人公の「そこまでするか!」とうなってしまう、終盤のたたみかけは圧巻だったけど。

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