ミスティック・リバー (映画 )

「ジミー、ショーン、デイブの3人の少年は、同じ町に住む遊び仲間。
いつものように路上で遊んでいたところ、見ず知らずの男が現れ、デイブだけが車で連れ去られる。
数日後、デイブは無事保護されるが、その事件以来、3人は遊ぶことがなくなった。

25年後、19歳になるジミーの娘が殺される。
刑事になったショーンはこの事件を担当することに。
そして、捜査が進むにつれ、デイブに疑いが…。」

今や名俳優というより、名監督の地位を確立しつつあるクリント・イーストウッドの監督作品。
とにかく徹底的に練り込まれて作られた作品でした。
サスペンス映画として観ちゃうと、ちょっと肩すかしを食らうと思います。
犯人探しはあっさりしてるし、その点はテレビのサスペンスの方が難解だと思う。
「犯人はダレ?」なんて見方より、イーストウッドのすばらしい演出に唸るのがこの映画の正しい見方かも(笑)

娘を殺される父ジミーを演じるのは、演技にナイフのような鋭さを持つショーン・ペン。
小さな店を営む優しい父親、と言った感じで登場したので「あれれ?」って感じだったんだけど、ストーリーが進むにつれ期待通りの”キレ”キャラに。
やっぱり彼はこういう役を演じてもらわないと。

彼の出演作で一番印象に残っているのは、ベトナム戦争時に起きたレイプ事件を取り扱った「カジュアリティーズ」。
戦場という極限状態の中、彼の”キレ”のある演技がヒートアップしていたのが印象的だった。

さて、この作品なんだけど、見終わった後のやるせなさは一体なんだろう?
あの終わり方は、一度貧乏くじを引いた者は一生それを背負う、と言うことを意味してるんだろうか?
それとも、勝ち組と負け組を作り出す現代社会を暗に批判しているのか?
う〜ん、なんとも不条理な最後。

ラストシーンのパレードで、デイブの妻が見せた悲壮な表情があまりにも痛々しかった…。

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