あしたの私のつくり方 (映画 )

「平凡な小学生、寿梨。
特に目立ったところもなく、そつなく学校生活を送っていた。
クラスの人気者、日南子は寿梨にとってあこがれの生徒だったが、ある日からクラスでいじめの対象になる。
数年後、高校生になった寿梨は、日南子が地方へ引っ越したことをクラスメートから伝え聞く。
クラスメートから日南子のメールアドレスを教えてもらい、寿梨は匿名でメールをおくるのだが…。」

ここまでケータイを多用した映画を観たのは初めてかも。
最後にはテレビ電話機能(たぶん、FOMA)まで登場するし。
テレビ電話登場の必然性はあまり感じなかったけど(^^;)

実際、今時の子供たちにとってケータイはあそこまで浸透してるんだろうな。
電話は一家に一台だったσ(^^)の子供時代とは違って、友達との距離が親密になる分、人間関係はかなり複雑になっていそう。

どんなにコミュニケーションツールが進化しても自ずと他人との距離感を保つオトナと違って、まだ無垢な子供たちは無邪気に距離感を無くそうと努力する。
そして、いつか友情が一転して敵意に変わり、お互いを傷つける。

寿梨や日南子が本当の自分を模索している姿から、今時の子供たちの世界を垣間見た気がして、ちょっと息苦しささえ覚えた。
今思えば、コミュニケーションの取りづらい昔の方が、丁度いい距離感を保っていたのかも。

さて、映画の方はまぁまぁ楽しめた。
むちゃくちゃ面白いって訳じゃないけど、悩み苦しむ思春期を描いた作品の中では高得点だと思う。
終盤、場面展開が細切れになってしまって、集中力がとぎれてしまったのがちと残念だったが。

主演の成海璃子は、テレビでは注目株の女優さんらしい。
σ(^^)テレビドラマは全然見ないんで、彼女を見たのは今回が初めてだったりするんだけど、素人役者ばかりの中で一人演技力が光っていたのは確か。
しかし、彼女に小学生役までさせるのは無理があったと思う(^^;)

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