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映画「ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー」を観て 映画

映画「ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー」を観て

「一流大学を目指し、遊ぶこともせず、一心不乱、勉強に没頭した2人の女子高生。2人が通う高校は、とてもお利口さんとは言い難い生徒であふれている。一流大学への切符を手にした2人は、そんな同級生たちを上から目線で憐れむ。遊びに夢中になりすぎて、人生を棒に振っていると。しかし、勉強しているとは思えなかった同…
映画「もみの家」を観て 映画

映画「もみの家」を観て

不登校になった女子高生が、田舎生活を経て、再び学校に戻るという・・・ありがちな作品。そして、映画も予想を決して裏切らないストーリー展開。登場人物はみないい人ばかり、主人公の成長を妨げるような出来事も起きない。ひねりもなにもない作品。こういうときは俳優方々の演技に目を向けるほかなく、主人公、彩花を演じ…
映画「マイ・ブックショップ」を観て 映画

映画「マイ・ブックショップ」を観て

タイトルからして、書店に集う人々の群像劇のようなものを想像したのだが、そういうお気楽?なものではなかった。ネガティブというほど、悲観的な内容でもなかったのだが。 書店が一軒もない町に、読書好きな未亡人が開店を試みる。書店が一軒もないということから分かる通り、舞台は都会とは言い難い町。そして、劇中、ナ…
映画「アルプススタンドのはしの方」を観て 映画

映画「アルプススタンドのはしの方」を観て

高校野球の映画である。いや、正確には甲子園に応援にきた学生たちの話である。タイトルの「アルプススタンド」は甲子園のスタンドのことで、「はしの方」とある通り、積極的応援している学生たちとは、ちょっと外れた学生たちが主役だ。一方、試合中の野球部員たちは一切映らない。延々とスタンドの「はしの方」だけが映し…
映画「ライ麦畑で出会ったら」を観て 映画

映画「ライ麦畑で出会ったら」を観て

青春映画を2本立て続けて鑑賞した。年甲斐もなくだが、青春時代から遠く離れた身だからこそ、得られる感動ってものもあるわけで。ジャンル的にも好物の部類だ。タイトル通り小説「ライ麦畑でつかまえて」に関係した作品である。 冴えない高校生男子が、この「ライ麦畑でつかまえて」の演劇を高校で上演するため、著者であ…
映画「コロンバス」を観て 映画

映画「コロンバス」を観て

建築学者の父が倒れたため、韓国から駆けつけた青年。図書館でアルバイトする建築好きの少女。映画は、ふたりが出会ってからの数日間を描く。 これといった事件が起こるわけでもない。単調な映画なのだが、観終わったあとずっしりとした満腹感というか、満足感を得ることができた。 建築についてはまったくの無知だ。この…
映画「パブリック 図書館の奇跡」を観て 映画

映画「パブリック 図書館の奇跡」を観て

「 図書館の奇跡」・・・なんとも仰々しい邦題がついている。配給側も集客に必死なのだろうが、興ざめするサブタイトルが鼻につく。 物語は、大寒波の夜に暖を取るべく、図書館に押し寄せてきたホームレスと、職員、そしてそれを排除しようとする警察との交渉劇を描く。きっかけは、ささいなことだった。ただ、寒さをしの…
映画「レイニーデイ・イン・ニューヨーク」を観て 映画

映画「レイニーデイ・イン・ニューヨーク」を観て

年度末から続いていた仕事のゴタゴタも、やっと先が見えてきた。ここは軽めの映画でも観て頭の中をリフレッシュ。やっぱりコメディ?ただ、下品なのは逆に憂鬱になるのでチョイスは慎重に。 ウッディ・アレンのラブコメが無難か。ということで彼の最新作(かな?)の「レイニーデイ・イン・ニューヨーク」を鑑賞。自分にと…
映画「エジソンズ・ゲーム」を観て 映画

映画「エジソンズ・ゲーム」を観て

発明王エジソンの話である。 オーソドックスな伝記映画かと思いきや、まったく違った。数分ごとにシーンは目まぐるしく変わり、アクション映画ごとくアングルは空を舞う。エジソン、宿敵ウェスティングハウス、天才テスラ、資産家JPモーガン、新しい時代の寵児たちが放つ熱量がひしひし伝わってくる作品だった。 映画で…
映画「判決、ふたつの希望」を観て 映画

映画「判決、ふたつの希望」を観て

レバノン映画である。恐らく、同国の映画を観るのは初めて。 工事業者と住民の些細なトラブルが、やがて国を巻き込む裁判に発展するというもの。 物語の背景にあるのはレバノン紛争。気になったので、鑑賞後いろいろ調べてみた。中東特有の三つ巴、四つ巴の複数の勢力が絡み合った紛争だったようだ。イスラエル、パレスチ…
映画「パターソン」を観て 映画

映画「パターソン」を観て

ひさびさに映画鑑賞。とはいっても巣ごもり鑑賞だが。 今回観たのはジム・ジャームッシュ監督の「パターソン」。主演は、あのスターウォーズでカイロ・レンを演じたアダム・ドライバー。今や売れっ子。スターウォーズのようなSFばかりじゃなく、こういう地味な作品もこなすから、振り幅が広い。 地方都市で路線バスの運…
朝ドラ「純情きらり」を観て 映画

朝ドラ「純情きらり」を観て

先月、NHKの朝ドラ「純情きらり」が最終回をむかえた。もちろん再放送。初放映が2006年なので、もう15年前の作品ということになる。朝ドラってのは元来苦手で、最終回まで通して観たことは一度もなかった。おそらく、これが最初で最後になるだろう。そんな苦手な朝ドラをなぜ観たのか?それは、主演の宮崎あおいち…
映画「さよなら、僕のマンハッタン」を観て 映画

映画「さよなら、僕のマンハッタン」を観て

作家を志す青年が父親の浮気現場に遭遇。母を気遣い、別れさせようとその愛人を尾行するのだが・・・というお話。 ミイラ取りがミイラになってしまい、親子三角関係になってしまう。こう書くとドロドロの愛憎劇となりそうだが、そうはならず、この事件を転機とした青年の成長ストーリーとなっている。シティ・ポップのごと…
映画「日日是好日」を観て 映画

映画「日日是好日」を観て

親の薦めで茶道を習い始めた女子大生の話。 眠っていた茶道の才能が開花し全国大会で優勝するとか、茶道の先生が倒れてしまい素人同然の主人公が教室を立て直すとか、鑑賞前にいろいろストーリーを想像したのだが、本作はそんなベタなものではなかった。 手短に言うと、女性の四半世紀に及ぶ成長の記録と言ったところか。…
映画「500ページの夢の束」を観て 映画

映画「500ページの夢の束」を観て

自閉症の少女が施設を抜け出し、自ら書いたスタートレックの脚本を届けるべく、映画スタジオのあるロサンゼルスにたった一人で向かう、という話。 自閉症ということで、ロサンゼルスまでの道のりは前途多難。彼女の弱さにつけ込む悪い奴らが行く手を阻む。ただ、捨てる神もあれば、拾う神あり。理解ある人たちに助けられも…