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映画「プリンセス・トヨトミ」を観て 映画

映画「プリンセス・トヨトミ」を観て

別に万城目ワールドにはまったわけではないですが、「偉大なる、しゅららぼん」、「鴨川ホルモー」に続いて「プリンセス・トヨトミ」も鑑賞しました。 先の2作と違って、本作はシリアスタッチな作品でした。 といっても、荒唐無稽なところは同様ですが。 クライマックスは大阪クーデターと言わんばかりの群衆シーンで、…
映画「鴨川ホルモー」を観て 映画

映画「鴨川ホルモー」を観て

先日観た「偉大なる、しゅららぼん」について、ググってみると、同じ原作者、万城目 学による「鴨川ホルモー」との比較がよく目についた。 おおむね、「鴨川ホルモー」が良かった、と言うもの。 万城目ワールドにはまったわけではないが、「偉大なる、しゅららぼん」より面白い、と言われては観ないわけにはいくまい。 …
映画「偉大なる、しゅららぼん」を観て 映画

映画「偉大なる、しゅららぼん」を観て

意外にも、というのは失礼だが、面白い映画だった。 題名の「しゅららぼん」からして、意味不明だが、ストーリーも奇抜。 でも、置いていかれることなく、グイグイと引き込まれた。 話は、神話の時代、琵琶湖の神から力を授けられた2つの一族の、現代まで続く闘争(?)と言ったところか。 演出もいいのだろうが、キャ…
映画「パーマネント野ばら」を観て 映画

映画「パーマネント野ばら」を観て

いつもどおり予備知識もないまま鑑賞。 「パーマネント?」、美容師の話か? いやいや、その「パーマネント野ばら」の一人娘のお話でした。 舞台は寂れた漁村。 そこに一軒だけある美容院が「野ばら」。 都市の華やかさから隔絶された地方の更に末端といった風景。 菅野美穂演じる主人公なおこの身の回りには、何故か…
映画「セトウツミ」を観て 映画

映画「セトウツミ」を観て

大阪弁だから面白いのか、面白い奴が大阪弁をしゃべるのか。 いまやお笑いの代名詞となり、日本で一番親しまれている方言、大阪弁のキャッチボールを全面に、いやそれ以外にはなにもない、それだけの映画だ。 よくもまぁ、これを映画にしようと考えたものだ。 漫画が原作のようだが。 高校生二人がいつもの河原で喋るだ…
映画「あやしい彼女」を観て 映画

映画「あやしい彼女」を観て

うーん、ヒロインがもうちょっとチャーミングだったらなあ。 面白いテーマだけに残念。 多部未華子がこの役やっちゃうと、ただの性格の悪いオネエチャンになっちゃって、好感が持てない。 口は悪いけど、憎めないほど可愛い、って言うキャラじゃないと。 要潤とのエピソードも中途半端で、本来はかないはずの恋心もどこ…
映画「ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります」を観て 映画

映画「ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります」を観て

なかなか味のある映画だった。 40年暮らしきた部屋を売りに出してから数日間、老夫婦の間で起きる些細な出来事を淡々と描いる。 売りに出した部屋は、主人公の二人が結婚して暮らし始めた、思い出深い場所だ。 慣れしたんだ景色が、手放すことを決めた途端、無性に愛おしくなるもの。 買い手との駆け引きが進む中、過…
映画「ロブスター」を観て 映画

映画「ロブスター」を観て

気が滅入ってるときに、気晴らしにと思ってみたら、さらに気が滅入ってしまった映画。 ストーリーはかなり荒唐無稽だ。 独身は犯罪。ひとりで町を歩いていると、独身でないかと疑われ、警察に職務質問されるという世界。 では、独身の場合どうなるかと言うと、あるホテルに 軟禁され、 パートナー 探しを強要される。…
映画「グランドフィナーレ」を観て 映画

映画「グランドフィナーレ」を観て

巨匠と呼ばれる、初老の二人が主人公。 舞台は高級老人ホーム?いや、若い住人もいる。 どうもリゾートホテルであることに途中から気づく。 なにせ冒頭、お年寄りばかり登場するものだから。 リタイアしたセレブが、老後の余暇におとずれる高級ホテルってとこか。 主人公のふたりは親友。 だが、ひとりは引退し現役時…
映画「幸せをつかむ歌」を観て 映画

映画「幸せをつかむ歌」を観て

仰々しいタイトルがついていますが、ストーリー展開もありがち、特別な感動もない作品だ。 この映画の見所は何と言ってもメリル・ストリープのロッカーぶりだろう。 彼女のこれまでの出演作を観ていないと、この映画での変貌ぶりに感動をおぼえないかも。 それほど、役にはまりきっている。 ライブハウス、そしてラスト…
映画「リンカーン」を観て 映画

映画「リンカーン」を観て

歴史物の映画は当たり外れが大きい。 特に邦画の場合、ほぼ外れ…いや当たりにであったことがない。 史実を追うばかりで、ドラマ性や娯楽性なんてどこへやら。 にも関わらず、そんな映画を見てしまうのは、深層的な歴史好きから来るんだろうなあ。 歴女なんて女子もいるようだが、σ(^^)の場合、表立って歴史好きな…
映画「あの頃、君を追いかけた」を観て 映画

映画「あの頃、君を追いかけた」を観て

以前見た「台北の朝、僕は恋をする」がむちゃくちゃ良かったので、台湾映画に対するσ(^^)の評価は非常に高い。 今回も期待大で観たものの、残念ながら、さほど琴線に触れることなはなかった。 優等生の女子と出来損ないの男子 ↓ お互いが気になっているも告白できない ↓ ある出来事をきっかけに距離が近づく …
映画「プリデスティネーション」を観て 映画

映画「プリデスティネーション」を観て

予告を見ると、時空警察とか、アクションシーンの連続で、派手なSF映画と思いがちですが、全然違います。 なんとも暗く重い映画でした。 鑑賞後はしばらく、ストーリーのつじつま合わせに頭がグルグル、ショート寸前。 タイムトラベルがテーマではあるものの、映画の大半はある人間の半生を追うことに費やされて、なか…
映画「人生の特等席」を観て 映画

映画「人生の特等席」を観て

抑制の利いた演出、じわじわくる感動。 イーストウッド映画は裏切らないんだよなあ、と思いきや、彼が主演でも、メガホンはとってないらしい。 でも、やはり良かった。 なんでだろう? やはり共通するテーマに共感してるんだろうか。 リタイアした、あるいはリタイア間近の主人公が、現役プレーヤーを最後には圧倒する…
映画「バルフィ! 人生に唄えば」を観て 映画

映画「バルフィ! 人生に唄えば」を観て

インド映画恐るべし! インド映画を観るたび、この言葉を書き記してるような気がする。 σ(^^)のチョイスが良いのか?それともインド映画自体が良作揃いなのか? 画がキレイ、ストーリーが秀悦、そして登場人物が魅力的。 この三拍子がそろう作品には、そうそうお目にかかれない。 2016年個人的アカデミー賞の…