書籍「議論入門-負けないための5つの技術」を読んで 雑記

書籍「議論入門-負けないための5つの技術」を読んで

元来、議論嫌いである。とは言うものの、社会で生きていく上で避けられないものである。「議論入門-負けないための5つの技術」(香西秀信著)を読んでみた。議論体系を簡潔にまとめられており、読み物としては面白かった。気になったところをメモっておく。 定義 定義語の情緒的・評価的意味に、心が惑わされやすい。プ…
映画「アルプススタンドのはしの方」を観て 映画

映画「アルプススタンドのはしの方」を観て

高校野球の映画である。いや、正確には甲子園に応援にきた学生たちの話である。タイトルの「アルプススタンド」は甲子園のスタンドのことで、「はしの方」とある通り、積極的応援している学生たちとは、ちょっと外れた学生たちが主役だ。一方、試合中の野球部員たちは一切映らない。延々とスタンドの「はしの方」だけが映し…
映画「ライ麦畑で出会ったら」を観て 映画

映画「ライ麦畑で出会ったら」を観て

青春映画を2本立て続けて鑑賞した。年甲斐もなくだが、青春時代から遠く離れた身だからこそ、得られる感動ってものもあるわけで。ジャンル的にも好物の部類だ。タイトル通り小説「ライ麦畑でつかまえて」に関係した作品である。 冴えない高校生男子が、この「ライ麦畑でつかまえて」の演劇を高校で上演するため、著者であ…
換気扇交換奮闘記 雑記

換気扇交換奮闘記

リビングの換気扇が動かなくなった。築30年近く。当時から一度も交換していないので、寿命といえば寿命か。 壊れたのはパナソニック製FY-18TZ1-W。当時だと松下電器か?検索すると後継機としてFY-14ZL-Wというのがあるらしい。 rbt 取り付けも含め任せようと、近所の量販店に行くも、今の換気扇…
映画「コロンバス」を観て 映画

映画「コロンバス」を観て

建築学者の父が倒れたため、韓国から駆けつけた青年。図書館でアルバイトする建築好きの少女。映画は、ふたりが出会ってからの数日間を描く。 これといった事件が起こるわけでもない。単調な映画なのだが、観終わったあとずっしりとした満腹感というか、満足感を得ることができた。 建築についてはまったくの無知だ。この…
映画「パブリック 図書館の奇跡」を観て 映画

映画「パブリック 図書館の奇跡」を観て

「 図書館の奇跡」・・・なんとも仰々しい邦題がついている。配給側も集客に必死なのだろうが、興ざめするサブタイトルが鼻につく。 物語は、大寒波の夜に暖を取るべく、図書館に押し寄せてきたホームレスと、職員、そしてそれを排除しようとする警察との交渉劇を描く。きっかけは、ささいなことだった。ただ、寒さをしの…
ハンドル調整の作法 自転車

ハンドル調整の作法

愛車Angliruのハンドルを下げたところガタツキが発生。購入した自転車屋に持っていったところ、あっという間に修正完了。どうも手順を間違えていたようで、備忘録として書き留めておく。 恥ずかしながら、ロードバイク歴10年以上でハンドルの高さを調整したのは今回が初めて。そもそも、このAngliru、ちょ…
映画「レイニーデイ・イン・ニューヨーク」を観て 映画

映画「レイニーデイ・イン・ニューヨーク」を観て

年度末から続いていた仕事のゴタゴタも、やっと先が見えてきた。ここは軽めの映画でも観て頭の中をリフレッシュ。やっぱりコメディ?ただ、下品なのは逆に憂鬱になるのでチョイスは慎重に。 ウッディ・アレンのラブコメが無難か。ということで彼の最新作(かな?)の「レイニーデイ・イン・ニューヨーク」を鑑賞。自分にと…
映画「エジソンズ・ゲーム」を観て 映画

映画「エジソンズ・ゲーム」を観て

発明王エジソンの話である。 オーソドックスな伝記映画かと思いきや、まったく違った。数分ごとにシーンは目まぐるしく変わり、アクション映画ごとくアングルは空を舞う。エジソン、宿敵ウェスティングハウス、天才テスラ、資産家JPモーガン、新しい時代の寵児たちが放つ熱量がひしひし伝わってくる作品だった。 映画で…
映画「判決、ふたつの希望」を観て 映画

映画「判決、ふたつの希望」を観て

レバノン映画である。恐らく、同国の映画を観るのは初めて。 工事業者と住民の些細なトラブルが、やがて国を巻き込む裁判に発展するというもの。 物語の背景にあるのはレバノン紛争。気になったので、鑑賞後いろいろ調べてみた。中東特有の三つ巴、四つ巴の複数の勢力が絡み合った紛争だったようだ。イスラエル、パレスチ…
100分de名著「ファノン/黒い皮膚・白い仮面」を観て 雑記

100分de名著「ファノン/黒い皮膚・白い仮面」を観て

先月俎上にあがったのは、黒人差別について記した黒人精神科医の著書。 本書を締めくくる次の言葉に感服した。 「おお、私の身体よ、いつまでも私を、問い続ける人間たらしめよ!」 人種差別について一定の解を見出したかのようなファノン。それでもまだ問い続ける。確かに彼の死後、60年たつが問題は未だ解決していな…
映画「パターソン」を観て 映画

映画「パターソン」を観て

ひさびさに映画鑑賞。とはいっても巣ごもり鑑賞だが。 今回観たのはジム・ジャームッシュ監督の「パターソン」。主演は、あのスターウォーズでカイロ・レンを演じたアダム・ドライバー。今や売れっ子。スターウォーズのようなSFばかりじゃなく、こういう地味な作品もこなすから、振り幅が広い。 地方都市で路線バスの運…
書籍「英語独習法」を読んで 雑記

書籍「英語独習法」を読んで

先日、TOEICの結果がかえってきた。相変わらずの低得点である。自分のウィークポイントであるリスニングを強化すべく、リスニング問題を集中的に取り組んでのぞんだのだが・・・。 勉強方法が間違っているのか?と思い、本書を読んでみた次第。この手の本はたくさんあるが、著者は英語教育に携わっている方ではなく、…
書籍「かもめのジョナサン」を読んで 雑記

書籍「かもめのジョナサン」を読んで

ひさびさに読み返した。初めて読んだときは、心に正直に生きるジョナサンに共感し、感動を覚えたものだった。 今回読み返してみると、古いものや体制を悪ととらえる風の物語の背景に古臭さを感じた。ともすれば、急進的あるいは教祖になりかねないのでは?との違和感も。 分断と格差の時代に生きるものからすると、後にし…
朝ドラ「純情きらり」を観て 映画

朝ドラ「純情きらり」を観て

先月、NHKの朝ドラ「純情きらり」が最終回をむかえた。もちろん再放送。初放映が2006年なので、もう15年前の作品ということになる。朝ドラってのは元来苦手で、最終回まで通して観たことは一度もなかった。おそらく、これが最初で最後になるだろう。そんな苦手な朝ドラをなぜ観たのか?それは、主演の宮崎あおいち…