ターミナル (映画 )
2005年2月3日
いつの頃からか、観る映画を決めるときに監督や主演俳優を気にするようになってます。
時間、お金を費やして鑑賞するわけだから、映画の出来を裏付ける何かが欲しいんでしょうね。
でも、それが色眼鏡になって、作品そのものを素直に鑑賞できないことも…
この作品は、アメリカに入国するため空港に到着した外国人が、祖国のクーデターのためパスポートが無効になり入国することもできず、かといって帰国するわけにもいかず。そして、空港での生活が始まる…という題材としてはとても興味深いもの。
そしてこの作品、監督がスピルバーグ、主演がトムハンクスとビッグネームが名を連ねています。もう期待せずにはいられません!
でも…とても素敵なストーリーなんだけど、こちらの期待に応えてくれるほどではありませんでした。
スピルバーグだから何かやってくるんじゃないか?って言う期待ばかりが先行しちゃって、気がつけば終演。
中盤で盛り上がったスチュワーデスとのラブストーリーも、ニューヨークで約束を果たしたシーンもなんか肩すかし。
でも、これがスピルバーグ作品じゃなければって考えると、ちょっと評価は変わってたのかも。
肩の力を抜いて、身構えることなくこの作品を観たなら、素直に感動できたのかも。
評価点は70点ってとこでしょうか。