恋の門 (映画 )
2009年6月30日
「浮浪者のごとく食べ物を探し道をさまよう青年、門。
そこで通りすがりのOL恋乃と出会う。
後日、生活費を稼ぐべく勤めたアルバイト先で門は恋乃と再会し、その夜恋乃のマンションで一夜をとものする。
目覚めた門は、自分が見慣れぬ服装に着替えさせられていることに気づく。
そして、目の前に現れたのは、コスプレに身を包んだ恋乃だったのだが…。」
開口一番「なんじゃこりゃ〜っ!」の一言(笑)
BSで放映していたのを何気に観てたのだが、ついつい引き込まれ最後まで鑑賞してしまった。
むちゃくちゃ馬鹿馬鹿しいんだけど、なぜか引き込まれてしまい…。
なぜだろう?
自分の中にあるヲタクの血が共鳴したんだろうか(笑)
そう、この作品はヲタク、と言うか現代日本のサブカルチャーオンパレードの作品なのだ。
コスプレに始まり、漫画、アニメ、アニソン、同人誌…となんとも近寄りがたいネタが盛だくさん。
大竹しのぶがイデオンのピッピのコスプレで登場したときには、「よくこんな役を受けたなぁ」と驚くとともの、かなりウケてしまった。
イデオンは、ガンダムの影に隠れがちな同時期のサンライズアニメ。
ガンダムのフラウ・ボウではなく、ピッピと言うところがミソだ。
主人公、門を演じるのは松田龍平、恋乃を演じるのは酒井若菜。
どちらもいい味だしていた。
松田龍平はいつもどおりの淡泊な演技。
一方の酒井若菜はフェロモンムンムンの演技。
和製クリスティーナ・リッチと言っても過言でないエッチさ。
この両極端な役者を主役に据えたことで、この作品独特のいい味が醸し出されたんだろうなぁ。