映画「阪急電車 片道15分の奇跡」を観て

毎度ながらネタバレありの感想文なのでご注意を。

宝塚から西宮北口の間を15分で行き来する阪急電車。
それに乗り合わせた7組の主人公による群像劇だ。
こういう群像劇、σ(^^)は大好物だ。
「マグノリアの花たち」、「ラブアクチャリー」とか、邦画なら「大停電の夜に」、いずれもσ(^^)がお気に入りの作品だ。
ひとつの列車を舞台に、と言うことであれば、「明日へのチケット」に近いものがあるかも。
まぁ、あれは群像劇と言うよりはオムニバス映画の部類だが。

電車の中のシーンだけでは、映画が30分で終わってしまうので、乗車前後のエピソードを交えながら、物語は進んでいく。
ちょっとした日常のつまづきに、悩み悲しむ登場人物が、見ず知らずの乗客に勇気をもらい、そしてその勇気が別の乗客へバトンのごとく手渡されていく様が、観ていて心地よかった。

ただ、残念なのは宮本信子演じるおばちゃん。
バトンのきっかけが彼女ではあるのだが、他の登場人物がネガティブな面を抱えているのに対し、彼女だけなにか悟りをひらいたかのような存在で描かれているのがイマイチ。
他の登場人物同様、ネガティブな面も描かれれば、好感を持てたのだろうが。
やはり彼女は伊丹十三作品の人なのだ。
終盤、おばさんたちを説教するあたり、もはやマルサの女だった。
あのシーンで、それまでの感動が吹っ飛び、すっかり興ざめしてしまった…。
全体的にハートフルな作品だっただけに、非常に残念だった(–;)

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