映画「TAR」を観て

絶頂期にある女性マエストロの話である。
さすがケイト・ブランシェット、こういう威厳のある役の演技は見事という他ない。

ベルリン・フィルとか、実名のマエストロの名前が出てくるので、実話?と思いきや、鑑賞後調べてみると、これはフィクションとのこと。
まあ、そりゃそうだろ。
後半の出来事が事実なら、前代未聞のスクープだもんなあ。

成功者を主人公にした従前の作品同様、本作も後半は転落していく主人公が描かれる。
完璧だったオケの演奏に、徐々に不協和音が混じっていく。
それでも威厳を失わない主人公だか、それが逆に哀れさを倍増させていた。

LINEで送る
Pocket

u1kuni
  • u1kuni

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

*
To prove you're a person (not a spam script), type the security word shown in the picture.
Anti-spam image

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください