映画「完全なるチェックメイト」を観て

羽生結弦の金メダルで霞んでしまったが、将棋界のラスボス羽生善治を、21世紀製の藤井聡太が破った。
藤井聡太はこの偉業をどう受け止めているのだろう?
百戦錬磨、人生の酸いも甘いも分かっているであろう羽生善治ならまだしも、藤井聡太はまだ中学生だ。
彼のこれからの人生、他人事ではあるが、ちょっと気になってしまう。

そんな事件を目の前にして、見逃してしまった本作のことを思い出し、鑑賞した次第。
1972年に開催されたチェス世界選手権で、連覇中の世界チャンピオンに挑んだ若きチェスプレイヤーの話である。
この大局、チェス界では名勝負として連綿と語り継がれているらしい。

ディフェンディングチャンピオンはソ連人、こいつに挑む主人公はユダヤ系アメリカ人。
そして時は冷戦まっただ中。
否応なく、対戦はプロパガンダに利用され、劇中、そういった政治臭い場面がところどころに挿入されている。

主人公ボビー・フィッシャーは、まさに藤井聡太のごとく、15歳でグランドマスター(チェス選手の最高位タイトル)を獲得。
しかし、先天的なものなのか、チェスへののめり込みが原因なのか、精神面で問題があったようだ。
映画の中でも、奇行の数々が描かれている。
チャンピオンの座を獲得したあとの、後日談がなんとももの哀しい・・・。
チェスで名を馳せながら、チェスで身を滅ぼした、といったふうの人生だったようだ。

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