映画「おおかみこどもの雪と雨」を観て
2012年8月13日
ネタバレありの感想文です。
「オフィシャルサイト」
アニメを映画館で鑑賞することはスッカリなくなったのだが、久々にこの映画を観た。
子を持つ親、特に小学生以下の子供を持つ親には、心に何かしら響く作品だったと思う。
人目は気にしつつも、他の子とは違う(おおかみこども)ことなんてお構いなし、子育てに奮闘するハナに脱帽だ。
強い母(強すぎ?)そして優しい母、か弱い印象だったハナが母親になることで成長していく過程はまさに、子育てで親自身が育てられてるそれそのもの。
子供を育てるってことは、そう言うことなのかな、と映画を観ながら思いつつ、何も成長していない我が身に気づく(-_-;)
そして、ちょっと切ないラスト。
我が道を進むことを当然望んでいるものの、この旅立ちにとまどう親心。
子供にとって親って何なんだろう?
親が子供に伝えられることって何なんだろう?
そして、親が子供を見守ってやれる時間って、想像以上に短いんじゃないか、と感じさせるラストだった。
キャラクターのタッチはシンプルなんだけど、それを取り巻く背景がすごい。
一瞬、実写?と目を疑う場面も何度か。
エンドロールで富山県の文字がいくつか流れていた。
あの田舎や自然の風景がそうなのか。
ググってみたら、細田監督は富山県出身なんだね。
隣県と言うことで、ちょっと親近感がわいてきた。
一般受けのアニメ界、ジブリ支配が続いてたが、やっと対抗馬が現れたのかも。
過去の細田監督の作品を通して観てみたくなった。