2015年7月1日
映画「わが母の記」を観て
東京出張の帰路、北陸新幹線の中でiPadで鑑賞した。
もちろん、お目当ては宮崎あおいちゃん。
いつも通り、予備知識のないままで鑑賞した。
ちょい役かと思いきや、役所広司、樹木希林とともに、ほぼ主役の役どころ。
なぜこれまで見逃していたんだぁ、と後悔することしきり。
見所はなんと言っても、あおいちゃんのセーラー服姿。
てっきり、高校生役かと思いきや、なんと中学生役(*_*;
まったく違和感なし!
これは貴重な映像だ(笑)
時代設定は、昭和初期から高度成長期終盤の70年代まで。
映画の冒頭、明治大正的なシーンから始まったから、映画を間違えたかな?、一瞬戸惑った。
大正の雰囲気を残す昭和初期から、自分的懐かしい70年代、半世紀でこの国がどれだけ変化したのか、スクリーンからまざまざと感じられた。
役所広司演じる厳格な父親。
厳格ゆえ娘たちとの間に確執がある一方、子供の頃のある出来事から樹木希林演じる母とも確執を持つ。
まだ父親が強かった時代だったんだよなあ。
母の認知症が進行するにつれ、母に対しての敵意が薄れ、同時に娘たちとも打ち解けていく過程がなんとも感動的。
キレイごとのない関係だからこそ、家族ってやつは煩わしく、でもかけがえのない関係なんだよなあ、と再認識させられた映画だった。