平成14年度「羽咋文化祭」アマチュアバンド祭Vol.4 ( )
- 2002年11月4日(月・祝)
- コスモアイル羽咋 大ホール
[SET LIST]
- 威風堂々
- 恋人になりたい
- 別れの律動
- メリーアン
- STARSHIP−光を求めて−
- 夢よ急げ
11月4日(月)、文化の日の振り替え休日となるこの日、昨日からの冷たい雨がみぞれ交じりとなった寒い日であった。富山、新潟では観測史上最速の初雪を観測。金沢の8号線では、みぞれが積もり真っ白になった路肩も見られた。
ザ・ぶとんず初ライブから一年。コスモアイル羽咋のあのステージで再びライブをすることに。これが我がザ・ぶとんずにとって2回目のライブとなる。
最悪な天候の中のコスモアイル
午前9時。機材の搬入とステージの仕込みがはじまる。
今年は昨年に比べ、アンプ類が少なく、比較的楽な搬入となった。
予め考えられてたのか、それとも思いつきだったのか、機材搬入後、アルミホイルでドラムの土台の飾り付けることに。
土台側面をアルミホイルで覆った後に、アルミホイルを固めて作った装飾を施していった。UFO村こと羽咋にふさわしく、銀色のUFOも作られた。
なんだか、学園祭を思い出してしまう光景だった。
■リハーサル
11時30分。我がザ・ぶとんずのリハーサルが始まる。本来なら、リハーサルを目前にして、演奏のことで話し合うのが普通なのだろうが、ステージ袖で控えている時の話題は「夢よ急げ」間奏でのジャンプのことに終始した。これはギターsakaiが直前まで、「ホントにみんなジャンプするんだろうか、もしかして僕だけハメられてるんじゃ」、と不安がっていたため(笑)。ギターsakaiの心配性な一面をかいま見た瞬間だった。
昨年はライブ1週間前にリハーサルが行われたが、今回はライブ直前に出演順の逆からリハーサルが行われた。さすがに2回目のステージと言うこともあってか、要領よく準備を終え、なんの気負いもなく3曲ほど演奏することができた。若干のハウリングが気になったものの、特に問題もなく、また音のバランスも良い感じでリハーサルを終えた。・・・そう、この時点では。
リハーサル風景
リハーサルを終え、ライブまでの待ち時間、ステージ横の控え室で出番を待つことに。ただこの日はかなり冷え込んだ一日で、その上、控え室には暖房が入らないと言う最悪の状況・・・。ライブまでの4時間、やることもなく控え室で凍えながら過ごすことになった。
■他の出演バンド
今回の出演バンドは9バンドと、昨年の13バンドからかなり減った。また社会人バンドも少なく、昨年、出演していた「T's Mind」さんは、ライブの裏方として参加されていた。当日のスケジュールは以下の通り。
14:00〜 D.C.B(中学生バンド、GLAYなど)
14:30〜 負けうどん(女子高生バンド、ヤイコなど)
15:00〜 High-Hi(高校生バンド)
15:30〜 添花(高校生バンド)
16:00〜 ゲストバンド(70年代ロック、ツェッペリン、クィーンなど)
16:30〜 ザ・ぶとんず
17:00〜 ゲストバンド欠席のため、スタッフによる即席バンド
17:30〜 ミント(女性フォークデュオ、キロロなど)
18:00〜 ばったもん(男性フォークデュオ)
「D.C.B」は去年、先生がキーボードとして引率・・・じゃなく出演していた中学生バンド。今年は先生ではなく、女の子2人がキーボードとして参加していた。昨年の演奏はとても聴けたものではなかったが、やはり1年間の成長があったのかそこそこ聴けるものになっていた。きわめて臭いMCを平気でしゃべれるのは若さのなせる技か。
「負けうどん」は今年始めてみる女子高生バンド。う〜ん、カワイイ・・・と言うか初々しい(*^_^*)。でも、演奏が始まるやいなや、見かけの初々しさとは裏腹のパワフルなボーカルを聴かせてくれた。このバンドは私kuniが今一番惚れ込んでいるボーカリスト、矢井田瞳のコピーを聴かせてくれたもんだから、もうこのバンドのステージに心奪われました・・・おっと私情はこの辺にして(^^;)。
そして、高校生バンドが二つ続き(「負けうどん」の後、私kuniは控え室へ引っ込んだためレポート不能。ご容赦ください。)、ゲストバンドの出番と同時に我がザ・ぶとんずに準備の声がかかる。
■出演準備
それまでダッフルコートを着込み厚着をしていた私kuniは、この日のために買った革パンと、グリーン系の派手なシャツに着替える。革パンはかなり暖かったものの、上半身は薄着で寒さを感じずにはいられなかった。しかし、ライブを目前にして、胸にこみ上げる熱い何かが、そんな寒さを吹き飛ばしていた・・・ような気がします(笑)。私kuni以上にノースリーブ?のうえ、胸元を全開していたリーダ
HAMAの方がすごく寒そうに見えた。
昨年のライブでは、あまりにカジュアルな服装だったため、私kuni、ギターsakai、ベースDominoはメンバーから大道具扱い(笑)された経緯があり、今回は汚名返上のため、この3人はかなり気合いの入った衣装でステージに臨んだ。特にギター2人は、本家高見沢に負けないよう、シルバー系のアクセサリーで首や手首を飾った。
我がザ・ぶとんずの前のバンドは、高松町(羽咋市より金沢寄りの町)で活動している社会人バンドで、ツェッペリンやクィーンなど、70年代ロックのコピーを演奏していた。まさにベテランと言った感じのバンドで、個人的にはステージ袖ではなく、客席で聴きたかった。そんないぶし銀?のゲストバンドの演奏が終わり、ついに我がザ・ぶとんすの出番となる。
■威風堂々
我がザ・ぶとんずセカンドライブのオープニングを飾るのは、ALFEEではなくクラシックからの選曲となる「威風堂々」。
これはもうALFEEファンにとってはお馴染みの楽曲で、本家ALFEEのライブまたはライブビデオのエンディングによく流れる曲である。当初は別の楽曲がオープニングとして最有力候補となっていたが、今年の8月に西武ドームで行われた野外ライブ(通称、夏イベ)の1日目のオープニングにこの「威風堂々」が流されたため、即、オープニングに決定した。
「威風堂々」でセカンドライブの幕が上がる
■恋人になりたい
荘厳なイメージの「威風堂々」に続き、ALFEEの楽曲でもポップな「恋人になりたい」へ。
ちなみにこの春、金沢で行われたALFEEのコンサートでもこの「恋人になりたい」が演奏され、当時、これを課題曲としていた我々ザ・ぶとんずメンバー一同歓喜した覚えがある。
見る側も寒くなるHAMAの衣装
■別れの律動
やや堅さのみられた「恋人になりたい」に続き、「別れの律動」へ。
我がザ・ぶとんずとしては珍しいスローテンポな部分を持つ楽曲であるとともに、前回のファーストライブではメインを取ることがなかったひいろがボーカルを取った。Aizawaの美しく、そして精密なキーボードが聴衆を魅了する。
絶品のキーボードを聴かせるAizawa
■MC
マフィアっぽい衣装が板に付いたsakaiのギターソロで、2曲目の「別れの律動」の演奏を終える。そして、リーダHAMAのMCへ。まずはメンバー紹介。前回はハンドルネームと言うかニックネームでの紹介だったが、今回はフルネームでの紹介となった。各メンバーの名前が出てこない場合に備え、足下にメンバーの名前を書いたカンペを置いてのメンバー紹介となった。事実、前回のファーストライブではメンバーの名前が出ず、つまった場面もあった(笑)
饒舌なMCを展開するHAMAと、突っ込み役のひいろ
前回に引き続き2曲目、3曲目の発売日を詳細に紹介した後、きわどい下ネタを披露し(笑)後半の演奏へ。余談だが、この日のHAMAがしゃべった話(下ネタ)と同様の内容を、11月の金沢でのコンサートで本家、坂崎がMCでしゃべっていた。すごい偶然である(^^;)。
■メリーアン
後半最初の楽曲は「メリーアン」。
前回のファーストライブ終了後、他の出演者の方々からリクエストがあったため今回演奏することになった。やはり、誰もが・・・我々の世代以上の人なら知っている楽曲と言うこともあって、一番ウケがよかったようで客席では手拍子も聴かれた。
アウトロ(曲の終わり)では、本人たちがライブでやったことがないであろうギターの掛け合いに挑戦した。アルバム「ALFEE'S LAW」(1983/9/5発売)で収録されているバージョンの「メリーアン」では、アコギとエレキの掛け合いでフェードアウトしているが、我がザ・ぶとんずはギターsakaiと私kuniとのエレキの掛け合いでこれに挑んだ。
しかし・・・リハでは釣り合いのとれていた互いの音量が、不均衡となり、私kuniのギターが全然聞こえないという状態に。結局、「メリーアン」のアウトロはギターsakaiのソロで終わった。昨年に引き続き、私kuniのギターの音量は小さいまま、この後の楽曲も演奏することになる。
マフィアな風貌でギターソロを弾くsakai
■STARSHIP−光を求めて−
n そして、昨年も演奏した「STARSHIP−光を求めて−」へ。
AizawaのキーボードとHAMA、ひいろ、yukiの3人の美しいハーモニーで始まるこの楽曲は、我がザ・ぶとんずに取って代表曲といえる楽曲である。ボーカルyukiは後半3曲すべてメインボーカルを取ったが、かなり緊張していたのか、うわずりそうになる声を必死に抑えながらボーカルを取っていた。だた、パワフルなボーカルは健在で、コスモアイル大ホールに響きわたっていた。
緊張気味のボーカルyuki
■夢よ急げ
そして、セカンドライブのエンディングとなる「夢よ急げ」へ。
本来なら、「STARSHIP−光を求めて−」の後、間髪をいれずに「夢よ急げ」に入る段取りであったが、ドラムRyuのドラムが始まらず、中途半端な間が入ってしまった。理由は、スティックを足下に落とし、その上ベードラのペダルにはまってしまうという事態に陥ったため。Ryuの話によると、この日のドラムのセッティングに違和感を覚えていたらしく、全体的に思うように演奏できなかったらしい。私kuniのギターの音量を含め、ライブというのはままならないのが常のようだ。
中途半端な間の後(笑)、「夢よ急げ」へ。
前回、あまり動くことのなかったギターsakai、kuni、ベースDominoがステージ前に出る。みな背丈がそこそこあるため、客席から見ていても、この場面はなかなか見応えがあったらしい。
弦楽器隊がステージ前へ
そして、間奏ではキーボードAizawaとドラムRyuを除く、メンバー6人で見事ジャンプも決める。ベースDominoはリハ前に言った公約どおり"欽ちゃん飛び"を決め、客席から喝采を浴びた。さずが我がザ・ぶとんずのベーシスト、本家桜井同様、小ネタで聴衆を沸かせてくれた。次回はどんなネタを披露してくれるのだろうか。
全6曲の演奏を終え、ザ・ぶとんずのセカンドライブが無事終了した。
正味24分のライブとなった。
この日、最悪の天候の中、遠方から応援に駆けつけてくれた友人、メンバーのご家族の方々、ありがとうございました。また、2003年に行われるであろうサ−ドライブも見に来て頂ければ嬉しいです。次回は是非金沢で・・・?
■ライブを終えて
昨年同様、ライブ後に司会者によるインタビューがあった。
役回りとしては当然、リーダHAMAの出番であり、ライブ前にもスタッフにはHAMAがインタビューを受けると知らせてあったのだが、何故かキーボードAizawaとベースDominoが呼ばれることに。
ライブ前、インタビューのネタになりそうなことを提示するよう要求されていたため、いくつか候補を書面にし提出していた。この中で二人がこの9月に結婚したことを書いたため、これが二人へのインタビューに至った原因のようである。二人にとってはかなり迷惑だったようだが、端から見ているといい思い出になったと思うのだが・・・(^^;)。
インタビュー受けるDomino&Aizawa