パッチギ! (映画 )
「60年代の京都。
東高校と朝鮮高校の生徒たちは、日々トラブルを起こしていた。
そんなある日、主人公の康介は、サッカーの親善試合を申し入れに朝鮮高校へ向かう。
そこで康介はフルートを吹くキョンジャと言う女生徒と出会い、一目惚れしてしまう。
キョンジャに接近する口実に、彼女が演奏していた『イムジン河』をギターで弾こうと試みるのだが…。」
井筒監督がこの映画を作成する際、我がALFEEの坂崎のもとに足を運んだという、ALFEEファン必見の作品。
主人公の名前は康介(コウスケ)、そしてコウスケにギターを伝授する青年の名前は坂崎…ニヤリ(^^)。
いっそのこと坂崎本人を出演させれば、とも思ったりした。
でも、ギターヲタク青年、坂崎を演じるオダギリジョーが、なかなかいい味を出している。
公開当初、とある映画レビューで、暴力的な作品と評されているのを見た。
それを鵜呑みにし、劇場には足を運ばなかった。
が、しかし。
確かに見るに堪えない暴力シーンはあるが、それ一辺倒の作品ではなかった。
他人の書いたレビューのせいで、危うく名作を見逃してしまうところだった。
この映画を観て、日本人はあまりに自分の国の歴史を知らなさすぎだと思った。
知らせなさすぎ、と言った方が良いかも知れない。
我が国の国会議事堂は、朝鮮人の強制労働により建てられたことをこの映画で知った。
大阪-奈良間の生駒トンネルも、朝鮮人の強制労働により作られたことをこの映画で知った。
学校の日本史は、殺戮者である戦国武将をヒーローとして崇めるばかり。
こういう負の事実も学ぶべきと思うが。
好きな女の子を振り向かせるため、ギターを猛練習。
ギターリストにアンケートしたなら、トップ3に入る動機(笑)
でも、それだけじゃあ、なかなか上達しないんだなぁこれが…しみじみ。