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2007年4月7日
「100年前の日本。
雪深い農村に一人の青年が訪れた。
青年の名はギンコ。
人に取り憑き奇怪な現象を引き起こす“蟲”。
彼はそんな“蟲”の存在を突き止め、取り憑かれた人を癒す“蟲師”だった。
ギンコは一夜の宿を借りた庄屋宅で、片耳だけ聞こえなくなったと言う使用人たちを診るよう依頼されるのだが…。」
う〜ん…難しい。
いちいち事細かに説明が入る映画も興ざめするものだが、まったく説明がないのも困ったものだ。
何事も程度の問題。
原作のファンだけに向けた映画だったのだろうか?
日常生活とはまったく違う世界を体感し、日頃のしがらみから解放される、と言うのは映画の醍醐味。
そう言う意味では、この作品の映像は十分に異界を堪能させるものだった。
しかし、スクリーン上で展開される事象の根拠をすべて観客にゆだねられては…。
それにストーリーも後半ややだれていた感じ。
蒼井優演じる淡幽とのエピソードで終わらせておけば、もっとスッキリしたのだろうに。
ヌイとの最後のエピソードは不要だったのでは?