矢井田瞳 IT’S A NEW LIVE in 金沢 (雑記 )
2007年3月30日金曜日。
石川厚生年金会館で行われた矢井田瞳の2007年ツアー「IT'S A NEW LIVE」へ行ってきた。
ALFEEでは久しくない平日公演。
7時開演とはいえ、会場と会社との距離もあり、また年度末と言うこともあってかその日に限って部署の夕礼が…。
そんな2重苦に襲われながらも会場前の駐車場に6時20分ごろ到着。
女性アーティストと言うこともあって、男性ファンが多いと思われがちだが、男女比率はALFEEと同じくらいではないか。
違うのは年齢層か…(^^;)
ヤイコとの再会は金沢文化ホールで行われたアコースティックライブ以来2年ぶり。
回数では今回で5回目ぐらいになる。
前回のアコースティックライブは、こぢんまり、かつ、しっとりしていて、なかなか味のあるライブだった。
今回は久々のバンドライブ。
ロックなヤイコサウンドに期待大だ!
さて、問題の座席はと言うと、な、なんとC列!
そう、つまり3列目である。
ALFEEのライブで高校生の頃から30代後半のオジサンになるまで数え切れないほど石川厚生年金会館に足を運んでいるが、このような席は前代未聞。
ヤイコとの運命的なつながりを感じずにはいられない(笑)
開演30分前、その座席に着席。
う〜ん、やはり近い…座ると逆にステージを見上げるぐらいだ。
ここにヤイコがやってくるのか?
開演前から嬉しさと緊張とでテンションが静かに上がり始める。
定刻7時、ライブ開始。
1曲目は、ALFEEのアルバム「ONE-Venus of Rock-」と同日に発売された、ヤイコのニューアルバム「IT'S A NEW DAY」の1曲目「御堂筋PLANET」からだ。
うわ〜むちゃくちゃ近い〜。
C列でも右端の列だったのだが、ヤイコの髪型はもちろん、メイク、身につけているアクセサリまで識別できる。
それにしても今回はやけにお子ちゃまな風貌。
髪も赤いリボンなんかで結んで…。
が、しかし、この髪型には意味があったのだ。
MCで石川テレビのキャラクター「石川さん」がネタにされていたのだが、このご当地キャラにヤイコがかなりインパクトを受けたらしく、嘘かホントか、今回はこの「石川さん」を真似て髪型をセットしたらしい(笑)
う〜ん、主催者への配慮か?
2曲目は「B'coz I Love You」(確か2曲目だったはず)。
いいねぇ〜。まさにロックなヤイコサウンド。
ライブ終盤には「アンダンテ」も演奏してくれたし。
個人的には大好きなこの2曲が聴けて大満足だった。
3曲目(だったはず)は「Pajama Holiday」。
それまで手にしていたギターを下ろし、ハンドマイクに切り替え。
おお〜、これはもしや。
予想的中!σ(^^)の前にヤイコが…。
本来ならもっと近づこうとするのだろうが、何故か一歩後ずさりし、背中には汗。
至近距離でみる彼女…やっぱり可愛かった。
毎度のことであるがステージセットはシンプル。
と言うか何もない(^^;)。
唯一ステージバックにバッファローの頭蓋骨?と猛禽類系の鳥の羽であしらったオブジェがつり下げられているだけ。
イーグルスのアルバム「呪われた夜」のジャケットっぽいそのオブジェが、良い感じでライブを演出していた。
豪華絢爛なセットより、こういうシンプルなセットがヤイコには似つかわしい。
ライブでヤイコはギターばかりでなく、ピアノ、ピアニカ、そしてバイオリンまで操ると言う多芸ぶりを披露。
すごいなぁ〜。
「IT'S A NEW LIVE」というツアータイトル通り、今回バンドメンバー(ドラムとギター)が入れ替わっていた。
ただかき鳴らすだけで個人的にあまり好きではなかったギターリストが変わり、今回はシンプルなスタイルのギターリストに。
これがまた物足りない…。
ドラマーは女性から男性に変わり、かなり力強い音に変わったものの、以前のドラマーが兼任していた女性コーラスがなくなったのは正直痛かった。
キーボードとギター、ベースがコーラスをとっていたが、なんだか曲のイメージが変わちゃってるし。
ヤイコのボーカルには図太いコーラスよりは女性コーラスの方が合ってると思うのだが、それは聴く者の慣れだけの問題かも。
とは言え、前回のアコースティックライブ同様、アーティストとしての成長過程を感じさせるライブだったの確か。
バンド編成が変わったこともあり、アレンジもかなり変わっていた。
特にアンコールで演奏された「Look Back Again」などはイントロで何の曲かわからず。
途中でたぶん「Look Back Again」だなぁ、と感じつつも、ボーカルが入るまで確信が持てなかったと言う始末。
MCでは近江町市場へ訪れた時のことがネタにされていた。
相変わらずのヤイコ独特の視点と、その描写で語られる関西弁に今回も心癒される。
9時過ぎ、2時間のライブが終了。
前代未聞のC列目で体験する石川厚生年金会館の夜はあっという間に終わってしまった。
ヤイコとの数秒のランデブー。
今後あれ以上近づくこともないだろう、まさに今宵一夜の夢。
最近、仕事でバタバタゴタゴタが続いていたが、すっかり心から膿が出きってしまった。
ヤイコは歳を経るごとに可愛くなっている。
今から思えばメジャーになりだした頃は、チャーミングではあったが可愛いと言うのはまたちょっと違っていたように思う。
いつもヤイコのライブに一緒に参加している会社の同僚と、そんな話をしながら宴の席をあとにした。
さあ、月曜日からがんばるぞ〜。