花とアリス (映画 )
2008年5月25日
「幼なじみのハナとアリスは、中学を卒業し同じ高校へ進学する。
ハナは中学の頃からあこがれていた宮本と同じ落語研究部へ入部。
しかし、宮本はそんなハナの存在を気に留める様子もない。
ある日、学校の帰り道、ハナは宮本を尾行。
落語を暗記するのに精一杯だった宮本は、店のシャッターに頭をぶつけ倒れてしまう。
慌てて宮本のそばに駆け寄るのハナだったが…。」
いや〜綺麗な映像にあふれた作品でした。
何かと批判される岩井俊二作品ですが、σ(^^)は大好きです。
ストーリー的には、女子高生のとある日々を描いただけの、なんてことない代物なんですが、とにかく映像が心地いい。
こんな内容のない作品でありながら、2時間を越える長さ。
でも、その2時間強の時間も飽きることなく、逆にあっという間に感じた。
映像だけでここまで引き込まれるとは。
映像だけでなく、主演の鈴木杏、蒼井優がとてもいい!
特に蒼井優のラストシーンの見せ場は最高だった。
ちょい役でいろいろな俳優、タレントが登場してくる。
大沢たかおや阿部寛からアジャコング、テリー伊藤まで。
この点もこの作品で見逃せないところのひとつかも。
それにしても、二人の少女に翻弄される宮本はなんとも情けない。
なぜ二人はこんな男に夢中になるのか?
ある種ゲームとして楽しんでいるような…典型的な幼い恋愛の一例?
若さって純粋な反面、残酷なところもあるよなぁ(^^;