ハチミツとクローバー (映画 )
2008年1月5日
「舞台はとある美術大学。
春恒例の花本研究室の飲み会が、花本先生の自宅で開催されようとしていた。
森田、真山、あゆみは、そんな飲み会で知り合った仲間。
飲み会のビールを取りに2階へあがると、そこには見知らぬ少女が油絵を描いていた。
花本先生の姪、はぐみで、今年から美大に通うことになっていた。
森田はそんな彼女に一目惚れしてしまうのだが…。」
原作のコミックは未読なのだが、それでも十分楽しめる作品だった。
タイトルから、スピッツの匂いを感じていたのだが、案の定、スピッツの歌詞の世界を地でいくような内容だった。
σ(^^)もそうなのだが、スピッツの世界が好きな人にはオススメの作品だと思う。
事実、エンディングはスピッツだった(笑)
Wikipediaによれば、やはり、原作者はスピッツとスガシカオのアルバム名からとったらしい。
σ(^^)はコテコテの工学部に進んだのだが、実は美大にも興味がなかったわけではなかったりする。
結構、絵を描くのが好きで、美術の成績もそこそこだったから。
ただ、現実路線で、卒業後どうするの?って考えたら、安直に工学部に進んだしだい。
タイムマシーンがあるのなら、美大進学の道も試してみたいなぁ、と思ってしまった。
こんなの映画だけの話、って美大卒の人から突っ込まれそうな願望だけど…。
立場の違う者同士の悲恋はよく映画の題材になるが、この映画は才能の違う者同士の悲恋…と言うか片想い。
芸術に対し凡人の森田は、天才少女のはぐみに恋するわけだが、それが結構切ない。
才能の差とか、抱いている夢の差って、乗り越えられそうで、簡単には越えられない高いハードルだと思う。
そんな切なさがひしひしと伝わってきた。