2016年5月4日
映画「エール!」を観て
娘の旅立ちに困惑する家族の物語、と、テーマとしてはベタですが、家族構成が若干普通じゃない。
父親、母親、そして弟が聾唖者で、主人公の娘だけが健常者なのだ。
そのため、世間との接点には娘は何かと欠かせない存在。
しかし、主人公はじめ、家族はみな前向きで明るい。
耳が聞こえないことなんて、障害なんかじゃない、と言った具合だ。
そんな前向きな家族でも、突然の娘の旅立ちには、困惑するわけで。
これが、息子だと、手放しで祝福するんだろうけど。
娘を持つ親は大変だわ。
劇中、娘さんが所属する学校のコーラス部の歌が何度となく流れる。
フランス語って独特の音感があって、メロディによっては相性がむちゃくちゃ良かったり、その逆もあったり、と極端な印象がある。
たどたどしい感じがあるから、語りかけるような楽曲がフランス語に似合ってるような気がするなぁ。
フレンチポップスなんてジャンルもあるけど、σ(^^)がまず思い浮かぶのは「哀しみのアダージョ」だなぁ。こいつは名曲だよ。