2019年8月18日
映画「レディ・プレイヤー1」を観て
ハリウッド映画に登場するガンダム観たさに鑑賞した。監督は、スティーブン・スピルバーグ。同監督作品で、こういうSFアクションものって久しぶりではないだろうか。
荒廃した近未来、人々が興じるのは「オアシス」というVRゲーム。没入感が半端なく、ゲーム世界の痛みまで体感できるという未来のゲームだ。主人公は、現実世界よりこの「オアシス」での営みにのみ、自らの存在意義を見出している、まぁ、ゲーム廃人のような少年。
「マトリックス」以降、手垢のついた話になるが、ゲーム(データ)の中の事件と、リアルがシンクロして描かれるあたりが、なかなか面白い演出になっていた。そして、テレビゲーム創世記、1970~80年代のゲームやヒーローが登場してくるあたりも、当時少年だった身には大サービスの展開だった。
ともあれ、この映画を観た最大の目的は「ガンダム」。ハリウッド映画、それもスピルバーグ作品で「ガンダム」が登場するのだ。これは観ないわけにはいかない。
終盤の限られた時間ではあるが、ラストに向けての大事なシーンでの登場となった。また、その登場の仕方もにくい。ひっぱりにひっぱって、待ってました!、という、にくい演出。
若干、違和感があったのは、地上戦でありながら、ガンダムが飛びまくっているところ。ジャンプはできるが、飛べないロボット、と言うところがガンダムの特徴的なところなのだが。あとは、目がサーチライトのごとく光っていたところ。これは、スピルバーグあるいはアメリカ人的な味付けと言えば味付けか。違和感というより、これはこれで新鮮な描写だった。