宇宙戦争 (映画 )
2005年7月4日
ほんとは「ミリオン・ダラー・ベイビー」観たかったんだけど、今週末はどこの映画館も「スターウォーズ」と「宇宙戦争」一色(*_*)
当の「ミリオン・ダラー・ベイビー」は朝一のみ上映。
スケジュールがあわず、やむなく(笑)「宇宙戦争」を鑑賞。
「港でコンテナ積みに従事する主人公。
別居の子供たちとの面会の日、異様な雲が空に広がり、猛烈な稲妻が地上に降り注ぐ。
車は動かなくなり、町は停電に陥る。
稲妻が落ちたアスファルトがひび割れ、そこから巨大なマシーンが…。」
この作品を2001年9月11日以前に見ていたら、なんとも思わなかったと思う。
不安気な表情で空を見上げ、そして空からの攻撃に逃げまどうアメリカ国民。
あの同時多発テロとダブり、正直ぞっとした。
誰が?何のために?と言う回りくどい説明が一切ない恐怖。
テロリストを宇宙人が送り込んだマシーンに置き換え、あの時、更なるテロが続いていたなら…まさにそんなことを思わせる作品。
マシーンからの視点、あるいはマシーンを空から観た視点など大味なアングルは一切なく、すべて地上を逃げまどう人間からの視点に終始。
これが一層、恐怖と人間の無力さを醸し出していた。
名子役、ダコタ・ファニングの好演も○。
トム・クルーズが高校生の息子を持つ父親役、ってとこが微妙だったけど(もうそんな歳なんだね)、こちらもいい味出していました。
しかし、この終わり方はいかがなのもか。
捻りもなく、目新しさもなく…これでは世のスピルバーグファンを唸らせることはできないと思う。
ってことで、今回は70点!