映画 13 2月 2017 映画「プリンセス・トヨトミ」を観て 別に万城目ワールドにはまったわけではないですが、「偉大なる、しゅららぼん」、「鴨川ホルモー」に続いて「プリンセス・トヨトミ」も鑑賞しました。 先の2作と違って、本作はシリアスタッチな作品でした。 といっても、荒唐無稽なところは同様ですが。 クライマックスは大阪クーデターと言わんばかりの群衆シーンで、… 続きを読む
映画 12 2月 2017 映画「鴨川ホルモー」を観て 先日観た「偉大なる、しゅららぼん」について、ググってみると、同じ原作者、万城目 学による「鴨川ホルモー」との比較がよく目についた。 おおむね、「鴨川ホルモー」が良かった、と言うもの。 万城目ワールドにはまったわけではないが、「偉大なる、しゅららぼん」より面白い、と言われては観ないわけにはいくまい。 … 続きを読む
映画 5 2月 2017 映画「偉大なる、しゅららぼん」を観て 意外にも、というのは失礼だが、面白い映画だった。 題名の「しゅららぼん」からして、意味不明だが、ストーリーも奇抜。 でも、置いていかれることなく、グイグイと引き込まれた。 話は、神話の時代、琵琶湖の神から力を授けられた2つの一族の、現代まで続く闘争(?)と言ったところか。 演出もいいのだろうが、キャ… 続きを読む
映画 28 1月 2017 映画「パーマネント野ばら」を観て いつもどおり予備知識もないまま鑑賞。 「パーマネント?」、美容師の話か? いやいや、その「パーマネント野ばら」の一人娘のお話でした。 舞台は寂れた漁村。 そこに一軒だけある美容院が「野ばら」。 都市の華やかさから隔絶された地方の更に末端といった風景。 菅野美穂演じる主人公なおこの身の回りには、何故か… 続きを読む
映画 25 12月 2016 映画「セトウツミ」を観て 大阪弁だから面白いのか、面白い奴が大阪弁をしゃべるのか。 いまやお笑いの代名詞となり、日本で一番親しまれている方言、大阪弁のキャッチボールを全面に、いやそれ以外にはなにもない、それだけの映画だ。 よくもまぁ、これを映画にしようと考えたものだ。 漫画が原作のようだが。 高校生二人がいつもの河原で喋るだ… 続きを読む
映画 24 12月 2016 映画「あやしい彼女」を観て うーん、ヒロインがもうちょっとチャーミングだったらなあ。 面白いテーマだけに残念。 多部未華子がこの役やっちゃうと、ただの性格の悪いオネエチャンになっちゃって、好感が持てない。 口は悪いけど、憎めないほど可愛い、って言うキャラじゃないと。 要潤とのエピソードも中途半端で、本来はかないはずの恋心もどこ… 続きを読む
映画 11 12月 2016 映画「ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります」を観て なかなか味のある映画だった。 40年暮らしきた部屋を売りに出してから数日間、老夫婦の間で起きる些細な出来事を淡々と描いる。 売りに出した部屋は、主人公の二人が結婚して暮らし始めた、思い出深い場所だ。 慣れしたんだ景色が、手放すことを決めた途端、無性に愛おしくなるもの。 買い手との駆け引きが進む中、過… 続きを読む
映画 9 12月 2016 映画「ロブスター」を観て 気が滅入ってるときに、気晴らしにと思ってみたら、さらに気が滅入ってしまった映画。 ストーリーはかなり荒唐無稽だ。 独身は犯罪。ひとりで町を歩いていると、独身でないかと疑われ、警察に職務質問されるという世界。 では、独身の場合どうなるかと言うと、あるホテルに 軟禁され、 パートナー 探しを強要される。… 続きを読む
映画 2 12月 2016 映画「グランドフィナーレ」を観て 巨匠と呼ばれる、初老の二人が主人公。 舞台は高級老人ホーム?いや、若い住人もいる。 どうもリゾートホテルであることに途中から気づく。 なにせ冒頭、お年寄りばかり登場するものだから。 リタイアしたセレブが、老後の余暇におとずれる高級ホテルってとこか。 主人公のふたりは親友。 だが、ひとりは引退し現役時… 続きを読む
映画 1 12月 2016 映画「幸せをつかむ歌」を観て 仰々しいタイトルがついていますが、ストーリー展開もありがち、特別な感動もない作品だ。 この映画の見所は何と言ってもメリル・ストリープのロッカーぶりだろう。 彼女のこれまでの出演作を観ていないと、この映画での変貌ぶりに感動をおぼえないかも。 それほど、役にはまりきっている。 ライブハウス、そしてラスト… 続きを読む
映画 9 11月 2016 映画「リンカーン」を観て 歴史物の映画は当たり外れが大きい。 特に邦画の場合、ほぼ外れ…いや当たりにであったことがない。 史実を追うばかりで、ドラマ性や娯楽性なんてどこへやら。 にも関わらず、そんな映画を見てしまうのは、深層的な歴史好きから来るんだろうなあ。 歴女なんて女子もいるようだが、σ(^^)の場合、表立って歴史好きな… 続きを読む
映画 5 11月 2016 映画「あの頃、君を追いかけた」を観て 以前見た「台北の朝、僕は恋をする」がむちゃくちゃ良かったので、台湾映画に対するσ(^^)の評価は非常に高い。 今回も期待大で観たものの、残念ながら、さほど琴線に触れることなはなかった。 優等生の女子と出来損ないの男子 ↓ お互いが気になっているも告白できない ↓ ある出来事をきっかけに距離が近づく … 続きを読む
映画 4 11月 2016 映画「プリデスティネーション」を観て 予告を見ると、時空警察とか、アクションシーンの連続で、派手なSF映画と思いがちですが、全然違います。 なんとも暗く重い映画でした。 鑑賞後はしばらく、ストーリーのつじつま合わせに頭がグルグル、ショート寸前。 タイムトラベルがテーマではあるものの、映画の大半はある人間の半生を追うことに費やされて、なか… 続きを読む
映画 2 7月 2016 映画「人生の特等席」を観て 抑制の利いた演出、じわじわくる感動。 イーストウッド映画は裏切らないんだよなあ、と思いきや、彼が主演でも、メガホンはとってないらしい。 でも、やはり良かった。 なんでだろう? やはり共通するテーマに共感してるんだろうか。 リタイアした、あるいはリタイア間近の主人公が、現役プレーヤーを最後には圧倒する… 続きを読む
映画 22 6月 2016 映画「バルフィ! 人生に唄えば」を観て インド映画恐るべし! インド映画を観るたび、この言葉を書き記してるような気がする。 σ(^^)のチョイスが良いのか?それともインド映画自体が良作揃いなのか? 画がキレイ、ストーリーが秀悦、そして登場人物が魅力的。 この三拍子がそろう作品には、そうそうお目にかかれない。 2016年個人的アカデミー賞の… 続きを読む