「あらいぐまラスカル」を観て

昔懐かしい世界名作劇場だ。
TV版のDVD全13巻を春頃から小分けにレンタルし、先日やっと最終回にたどり着いた。
仮面ライダーやスーパー戦隊に夢中の5歳の息子はたぶん無関心だろうと思いきや、意外にもラスカルの虜になった。
いったい何に惹かれたんだろう?

子どもの頃、なにげに観ていた作品だったが、40代になった今あらためて観ると内容がむちゃ重い。
1話目から、ラスカルの母親が猟師に撃ち殺されるところから始まる。
可愛そうだ!、と主人公のスターリンが制止するも、ためらいもなく引き金を引く猟師。
まだ道徳心に満ちあふれている子どもと、生活のために猟をする大人との対立。
また、物語中盤、ラスカルがトウモロコシ畑を食い荒らし、スターリンが大人たちにラスカルの処分を求められるエピソードがある。
この子どもと大人との対立は、自然と文明との対立でもあるように見えた。
WikiPediaを見たところ、この話は18世紀初頭のアメリカの話らしい。
西部開拓時代が終わり、都市の整備が始まった頃だ。
自然を切り開き、開発を進めていく過程で発生した人間と野生動物との摩擦。
スターリングとラスカルは、そんな時代に翻弄されたようだ。

主人公スターリングは、ラスカルとの出会いを契機に受難の1年を過ごすことになる。
物語の前半に母親をガンで亡くし、後半では父親が事業で失敗。
姉夫婦に預けられることになったことから、ラスカルを自然に帰すことを決意する。
う~ん、なんとも重い…(^^;)
今時の脳天気なアニメとは大違いだよ。

エンディングのスタッフを眺めていたところ、見慣れた名前を発見!
なんと絵コンテとして富野喜幸氏が参加しているではないか。
こういう仕事もしてたんだね。
あと、野沢雅子の名前も発見。しかし、役名が付いていなかったので、今では大御所の彼女も当時は脇役だったのか?と思いきや、Wikipediaによるとラスカルの声を担当していたらしい(+_+)
なんとも時代を感じさせるスタッフ陣だ。

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