映画「海よりもまだ深く」を観て

家族の有り様を撮り続けている是枝監督の作品。
今回、被写体となるのは“元”家族。
主人公は、数年前に文学賞を受賞して以来、作品が書けなくなり、探偵業に身を落としているダメ男。
そんなダメ男に愛想をつかし、真木よう子演じる妻と離婚。
一人息子は当然(?)妻側へ。
高校生相手に恐喝まがいのことをしたり、客から得た報酬をすべて競輪につぎ込んだり、ダメぶりのオンパレードだ。
こんなダメ男なのに、なぜか後輩や息子に慕われてたりする。

映画の見どころは、樹木希林、小林聡美、真木よう子、そしてダメ男を演じる阿部寛の、円熟味のある演技だろう。
会話のかけあいがなんとも絶妙。
とくに、樹木希林が何気に語るセリフがなんともいい。
心にズシンとくる含蓄あるの言葉ばかりなのだ。

残念なのは息子を演じる子役がイマイチだったこと。
名俳優陣に囲まれながら、学芸会なみの演技は正直いただけなかった。

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