マリー・アントワネット (映画 )

「18世紀、オーストリア。
女帝マリア・テレジアは、フランスとの同盟強化のため娘マリー・アントワネットを同国へ嫁がせることを決める。
当時、アントワネットは14歳。
自由奔放に育ってきた彼女にとって、ベルサイユでの生活はあまりにも窮屈だったのだが…。」

史劇は往々にして、その史実をなぞることに終始し、エンターテインメント性に欠如してしまい、退屈な作品になりがちだ。
作り手は念入りな時代考証による大がかりなセットと脚本に満足しているのだろうが、観客は歴史の講義を受けるために映画館に足を運んでいるわけではない。

残念ながらこの作品もそんな退屈な史劇作品に仲間入りをするものであった。
監督がソフィア・コッポラと言うことで、そのネームバリューに惹かれ見に行ったのだが、無駄な2時間を過ごしてしまった。
隣に座っていたオジサンは、いびきをかいて寝っている始末だし(^^;)。
気持ちは分かる…。

同じ史劇でも「エリザベス」は面白かった。
英国女王エリザベス一世の話だが、史実より彼女のロマンスをクローズアップしたことで、なかなか見応えのあるものに仕上がっていた。

2007年最初の劇場鑑賞だが、さい先の悪い結果となってしまった。

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