フランシスコの2人の息子 (映画 )

「1960年代。ブラジルの田舎町に、小作人のフランシスコと妻、そして7人の子どもたちが貧しいながらも仲むつまじく暮らしていた。
音楽好きのフランシスコは、家にいるときは常にラジオを鳴らしていた。
そんな父親に影響され、子供たちも音楽に興味を持つようになる。
ある日、フランシスコはありったけの作物を売り払い、長男のミロズマルにはアコーディオン、次男のエミヴァルにはギターを買い与えるのだが…。」

映画全編に流れるブラジル音楽がなんとも心地良い。
サンバのように陽気で、そしてボサノバのようにちょっと切ない旋律。
なじみの薄いブラジル音楽だが、この映画を観てちょっと興味をそそられた。

この映画は、ブラジルで現在も絶大の人気を誇っている「ゼゼ・ヂ・カマルゴ&ルシアーノ」の生い立ちからスターダムにのし上がるまでを描いている。
タイトルにあるとおり、このグループにとって父フランシスコはかけがえのない存在だった。

幼い息子たちに楽器を与え、ミュージシャンになるための特訓する姿は、一見、星一徹とオーバラップしがちだが、けしてそうではない。
フランシスコは、星一徹のように頭ごなしに強要するのではなく、息子たちが興味を持てば、すかさず全身全霊をかけて協力する。

家族の迷惑も顧みず、他人からキチガイ呼ばわりされても、お構いなし。
こんな父親を持ったら、うれしいような、迷惑なような…。
でも、損得や世間体など関係なく、ここまで子供たちを愛すフランシスコの姿は父親として見習うべきところがあるなぁ、としみじみ思った。

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