白バラの祈り (映画 )

「第2次大戦下のドイツ。
ミュンヘン大学に通うゾフィー・ショル。
彼女は兄ハンスとともに、反ナチスの地下活動を行っていた。
ある日、ゾフィーとハンスはドイツの劣勢と打倒ヒトラーを書き記したビラを大学構内に撒くことを決行する。
しかし、構内の警備員に見つかり、二人はゲシュタポ(秘密警察)に連行されるのだが…。」

映画に対する好き嫌いは少ないσ(^^)だが、ドイツ映画にはアレルギーがある。
学生の頃に見たドイツ映画がつまらないを通り越し、抑圧的な苦痛を覚えたことがあるからだ。
いわゆるトラウマ。
作品の名前は忘れてしまった。
作り手主体であり、観客に媚びるエンターテインメント性を排除した映画、それがσ(^^)のドイツ映画感。

さて、今回の作品はそのドイツ映画。
ナチス政権下で活動していたレジスタンスのお話である。
この映画には感動の名作的なコピーが付いているが、これは不適切だ。
感動の名作と言うよりは、歴史的事実を克明に記した作品と言うべき。
見終わったあと、涙より、σ(^^)は唸り声が出た。

作品はナチス政権下という特異な時代、国家での話ではあるが、現代にも通じる話だと思う。
反体制的な意見を言えば、姿形を変えた現代のゲシュタポが制裁を加える。
困った人、特異な人と煙たがり、無視し、追い出す。

映画の大部分は、取調室における尋問官モーアとゾフィーのやり取りに占められている。
ナチスに従順なモーアだが、徹底して良心を唱えるゾフィーを取り調べるうち、自分の信条を疑うようになる。

決してゾフィーにはなれないが、対極的な意見にも傾けられる耳と、自らを顧みることのできる心を持ちたいと思った。

映画として見応えのある作品とは言えないが、いろいろ考えさせられる作品だった。

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