No Direction Home (映画 )

3時間30分と言う長丁場の番組だったけど、飽きることなく見た。
ALFEEファンにとっては、アコースティックライブアルバム「CONFFIDENCE」の一曲目に収録された「風に吹かれて(Blowin’ in the wind)」で知られているかと思う。
60年代に活躍したアーティストであり、同時代にはビートルズもいるが、あまり話題にあがりにくいアーティストである。

歌も上手くないし、音楽的にもちょっと…ってのσ(^^)の正直なボブ・ディランに対する印象だった。
ただ、「Blowin’ in the wind」の詩に見られる世界観はスゴイと思ってた。
一体この人はどんな人なんだろう?ってのが、以前からずっとあって、今回、この番組で彼の足跡をかいま見ることができた。

60年代のアメリカはまさに激動の時代。
公民権運動に始まり、ワシントン大行進、キューバ危機、JFK暗殺、ベトナム戦争…。
番組はこれらの歴史的事件とリンクしてボブ・ディランの軌跡をたどっている。
実際、彼はこれらの事件とは無縁ではなく、ワシントン大行進にも参加し、「Blowin’ in the wind」を初めとした彼の楽曲はプロテストソングと称され公民権運動、反戦運動に携わる人たちに歌われていたようだ。
ワシントン大行進の映像を見た時、ALFEEの「ロンサム・シティ」を思い出した。
「♪歌で時代を変えようと…」
まさに60年代のアメリカはそんな時代だったようだ。

この番組を見てビックリしたのは、ファンの過剰なブーイングである。
ライブではブーイングのため、音が聞き取りにくいほどだったと、ボブ・ディランは語っていた。
これは、それまでフォークで地位を確立した彼が、エレキを持ち、バンド形式でライブを始めたことに起因するらしい。
う〜ん、なんかALFEEとだぶる(^^;)

そんな当時の状況について、現在のボブ・ディランが発した言葉が印象的だった。
「ブーイングは平気だ。捨てたもんじゃない。優しさがかえって、人を殺す場合がある」
歴史のある方だけに重い言葉だ。
チケットを買って、会場に来たファンから、あれほど過剰にブーイングされるアーティストは今いるのだろうか?
これは聞き手側が受け身になったのか、それとも歌にそこまで求めなくなったということか…。

ちなみに監督がマーティン・スコセッシュってことですが、いたって普通のドキュメンタリーでした(^^;)

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