絵本「ふわふわふとん」

著者:カズコ・G・ストーン

「柳の下に、バッタ、かたつむり、クモ、そしてありの家族が暮らす「やなぎハウス」があった。
ある朝、クモとアリの子供が寒さを訴える。
「やなぎハウス」の住人総出で暖かい布団を探しにでかけるのだが・・・。」

年末年始に積もった雪もすっかり解けてしまったが、まだまだ寒い日が続いている。
そんな季節、虫たちはどうしているのだろう?そんなことを物語にした絵本だ。

子供の頃、虫や地面の穴、石ころ、砂などを観察し、自分なりの物語を描いたものだ。
視線が高くなったせいか、あるいは他に考えるべきことが多くなったせいか、こんな感覚は大人になって消え失せてしまった。

「やなぎハウス」の住人たちは、なんとかガガイモの種の持ち帰り、落ち葉のお家の中を、綿毛でいっぱいにすることに成功する。
虫たちの生活、地面上の小さいな営みに、思いを馳せていた子供の頃を思い起こさせる作品だった。

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