2017年2月23日
映画「25年目の弦楽四重奏」を観て
ひさびさに見応えのある作品に出会いました。
結成25年目を迎えるベテランカルテット。
4人の絶妙なコンビネーションから生まれるパーフェクトな演奏。
記念すべき25周年コンサートを前に、リーダーが病気を理由に、脱退を宣言します。
これが崩壊の始まり。
パーフェクトだったカルテットの団結が、まるでジェンガのごとく崩れていきます。
リーダーが偉大であればあるほど、抜けた後のチームの痛手は大きいんだろうねぇ。
リーダーを演じるクリストファー・ウォーケン、むちゃカッコいいです。
とくに、忍び寄る病の影に怯えながらも、なお楽団の存続を願う姿に、プロフェッショナルを感じました。
彼をはじめとした、名優たちの深みのある演技を存分に味わえる作品です。
それにしても、亀裂を深める原因が二人の小悪魔とは。
若い娘には要注意ってことですな、男性諸君!