2020年10月25日
映画「ロープ 戦場の生命線」を観て
紛争地帯で活動する人道援助団体を描いた作品。
物語は、とある村の井戸に投げ込まれた死体を「国境なき水と衛生管理団」のスタッフが引き上げようしたところ、ロープが切れてしまうところから始まる。
スタッフは、代わりのロープを求めて、紛争地域を探し回る、という話。タイトルの「ロープ」はここからきてる。
人道支援団体にスポット当てた映画なんて、これまでにあったんだろうか?
「国境なき水と衛生管理団」は「人道」という大義名分のもと支援に奮闘するが、支援される側はそんなこと知るまんか、といった風に振る舞い、彼らに協力しようともしない。
同じく支援のための国際的組織、国連軍は、なによりも規律を重んじる。終盤、規律を重んじすぎ、本来目的の忘れたかのようなシーンがある。あまりにも滑稽なシーンだった😅
人道支援団体、国連、地元市民、到底交わることがない様相を見て、あるべき支援とは?なんてことを考えさせられた。