映画「エジソンズ・ゲーム」を観て

発明王エジソンの話である。

オーソドックスな伝記映画かと思いきや、まったく違った。数分ごとにシーンは目まぐるしく変わり、アクション映画ごとくアングルは空を舞う。エジソン、宿敵ウェスティングハウス、天才テスラ、資産家JPモーガン、新しい時代の寵児たちが放つ熱量がひしひし伝わってくる作品だった。

映画で描かれるのは、エジソンが電球を発明した後、それを普及させるための送電技術の開発競争、のちに電流戦争と呼ばれるエピソードがメインとなっている。タイトルは「ゲーム」となっているが、「レース」といった方が適当。電気時代の主導権を握るべく、あの手この手で相手を出し抜こうとする。

エジソンとウェスティングハウス、宿敵同士の描き方もなかなか興味深かった。火花をちらし、いがみ合う、というのではなく、ウェスティングハウスはどちらかというと、エジソンをリスペクトし、衝突することを避けている風であった。

非情な発明家エジソンと、紳士のウェスティングハウス。映画終盤、エジソンが語る電気発明時の様子を、ウェスティングハウスが憧れの眼差しで聞き入るシーンなどは淡い感動を覚えた。

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