2021年9月24日
映画「ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー」を観て
「一流大学を目指し、遊ぶこともせず、一心不乱、勉強に没頭した2人の女子高生。
2人が通う高校は、とてもお利口さんとは言い難い生徒であふれている。
一流大学への切符を手にした2人は、そんな同級生たちを上から目線で憐れむ。
遊びに夢中になりすぎて、人生を棒に振っていると。
しかし、勉強しているとは思えなかった同級生たちが、自分同様、一流大学への入学、一流企業への入社が決まっていると知り、2人は愕然とする。
それなら卒業前に弾けてやろうと、同級生が主催する卒業パーティーへの参加を決意するのだが・・・。」
ハリウッド製のコメディ映画はどうも苦手。
お下劣で暴力的で、笑いどころがまったくつかめないことが多々あり。
なので、今回も半ば期待せずに鑑賞したのだが、これが意外に面白かった。
まず、主人公の女子高生2人のキャラが面白い。
とてもガリ勉ちゃんとは思えない、ボケとツッコミを繰り広げる。
お下劣、というか下ネタもポンポン飛び出すが、拒否反応はなく、素直に笑えた。
主人公を取り巻く同級生たちも、ぶっ飛んだキャラ揃い。
そんな同級生が映画終盤、真面目に本音を語るシーンなどはグッときた。
そして、卒業前の大騒動で成長した2人、ベタだけどこのラストシーンは感動した。
他人を見下すってことは、ついついやってしまいがちだが、当然、自分が見てる姿は他人のすべてじゃない。
それは、腹を割って付き合ってる友達でさえも。
お下劣コメディー映画でありながら、先入観に固執しがちな自分の性格を戒められた気がした。