安彦良和原画展 at 福井市美術館 (雑記 )
久々のブログアップは、アートな話題。
福井市美術館で行われていた「安彦良和原画展」へ行ってきた。
安彦良和と言えば、今や伝説的アニメ作品ともなった「機動戦士ガンダム」のキャラクターデザイン兼作画監督をされてた方である。
アートな話題?な〜んだアニメか、と言われそうだが、彼の描く作品はアニメや漫画の領域を越え、アートの域に昇華していると思う。
大げさと言われそうだが、結構本気でそう思っている。
30代後半真っ只中のσ(^^)はまさにガンダム世代。
映画も見に行ったし、ガンプラも作った。
一時期はアニメ月刊誌も購入し、アニメヲタクの世界に片足を突っ込んだこともある。
今ではスッカリ漫画やアニメに見向きもしなくなったが、今の映画好きの原点はこのガンダムにあったと言っても過言でないと思う。
ガンダムはそんなに素晴らしい作品だったのか?
映画にも名作と呼ばれ、語り継がれている作品がいくつかある。
カサブランカ、第三の男、チャップリンの作品などなど。
それらはすべて今現代の自分が見ても魅了されるものがある。
一方ガンダムと言えば…描画、脚本、ストーリーどれをとっても、今見返すと落胆してしまうレベルだ。
確かにあの当時は画期的なストーリーだったのだろうけど、なぜここまで伝説化するのか?リアルタイムで経験した身ではあるが理解できない。
うがった見方をすれば、版権をもつスポンサー、つまりバンダイの戦略にまんまと引っかかっているとも言える。
しかし、オモチャ売り場でたまに見かけるガンダムのフィギュアを見ると胸が躍るし、「見せて貰おうか!連邦軍のモビルスーツの性能とやらを!(by シャア・アズナブル)」等という言葉を耳元で囁かれたなら涙することだろう。
やはり、ガンダムはあの時代の若者の心に何かを植え付けたことは確かなようだ。
「認めたくないものだな!自分自身の若さ故の過ちというものを!」
さて、安彦良和である。
ガンダムの原作者は富野由悠季であり、安彦良和は描画の部分でしか携わっていないのだが、彼の存在はかなり大きかったと思う。
ストーリーも大事だが、やはりアニメは描画のタッチ次第でその世界もガラッと変わってしまう。
彼が作画監督じゃなかったら、ここまで伝説的な作品になっただろうか?
誰も原哲夫が描いたナウシカは観たくないだろう。
ガンダムには様々なシリーズが生み出されているが、個人的には、アムロがいて、シャアがいて、そして安彦良和の画でなければガンダムではないと思っている。
そんな彼はガンダムの後、自身が監督を務めるアニメ作品を数本世に出したが、その後、漫画、小説の世界に活動の場を移した。
しばらく、彼の作品を追い、買い続けていたのだが、いつの間にか遠ざかってしまった。
今回の原画展で彼がまだ活躍していることを知り、嬉しく、そして頼もしく感じた。
彼の絶妙なペンさばきはまだまだ健在だった。
最初にも書いたが、アートの域に達したペンさばきである。
そして彼の書く漫画もまた、他の漫画とは一線を画している。
アニメ…いや映画を観ているようなコマ割。
カメラアングルを意識させるような描画。
どれをとっても、素晴らしすぎるのだ。
そんな芸術的なペンさばきを目の当たりにして、心はしばし多感だったあの時代へ。
会場出口で安彦良和が描いた「機動戦士ガンダム THE ORIGIN 第一巻」を購入する。
もうしばらく、ノスタルジックな気分に浸ることにしよう。
kuniクン同様、ワタクシもまさしく1st.ガンダム世代でございます(^^)
映画も見ました。ガンプラも作りました。そして我が家には『機動戦士ガンダムTHE ORIGIN』(旦那所有)も当たり前のようにございます。
安彦さん立派に現役ですよ。ガンダムAで連載してるので本屋さんへどうぞ!
読み始めたら第1巻だけで終わらないぞ?(^^,
最近のガンダムは火薬の量が多くて好きじゃないんだけど、ナンダカンダと期待してしまう10月からの放送。どうなるんでしょう?
ひいろさんもガンダム好きでしたか(^^)
それにしても、ガンプラ作ってた、って一体どんな少女時代を送ってたんでしょう(^^,
またテレビシリーズが始まるんだ。
でも、σ(^^)の中で安彦さんのにおいのしないガンダムは、ガンダムじゃないんだけどなぁ。
どんな少女時代って、当時のワタクシは一言で言っちゃえば、立派な『アニヲタ』でございます。高校もアニメ部だし(^^,・・って、デザイン科の部活の選択権は、スポーツ以外は美術部とアニメ部しかなかったのだが・・・。
プラモデルはガンプラだけじゃなくいろいろ作りましたよ。
今も箱入りのまま、当時のザクとかガンダムSEEDのストライクガンダムとかが待機中です。最近の物は全ての関節が動くように出来てて作りが美しいのよね(^^)
とにかくガンダム、シリーズ多すぎ!
正直見てる側はオチがつくまでひたすら『忍耐』ですわ(^^,