童話って残酷だよなぁ

間もなく3歳になる息子。
寝る前にパパが絵本を読むことがいつの間にか日課になった。
20編ほどの童話が収録された絵本がある。

「桃太郎」や「さるかに合戦」から、「裸の王様」や「ありとキリギリス」など。
和洋折衷、なじみ深いお話が収録されている、

いつも、目次を見せて、「どれ読む?」と選ばせてから、読み聞かせるのだが、何故かかならず「人魚姫」か「おやゆび姫」をチョイスする。
双方とも絵柄が乙女チックと言うか、可愛らしいイラスト。
我が息子、少女趣味の気配あり(^-^;)
なにせ好きな色はピンクだったりする。

20編いずれもなじみ深い、パパも子どもの頃聞かされた覚えのある話。
中年となった今、読み返すと、意外に残酷というか、非道徳的というか、しっくりこない話が多いなぁ、と感じてしまう。

たとえば「カチカチやま」。
冒頭、おばあさんがタヌキに殺されると言うショッキングな事件から始まる。
その報復に、ウサギはタヌキの背中に火を付けたあげく、最後には海に沈めてしまう。
何と暴力的な話なんだ。

息子が好きな「おやゆび姫」に至っては、カエルやモグラを醜い、となじり、結局おやゆび姫はイケメンの王子と結婚する。
所詮、人は容姿で決まる、と言い放っているのだ。

「七匹の子ヤギ」や「赤ずきん」などは、オオカミのお腹をハサミで切り裂き、石を積めると言う、なんとも残酷なスプラッタシーンで話が終わる。

何気に聞いていた話だけど、今となってはどれも納得いかない話ばかりだ。
反面、自分の思考が潔癖になりすぎてるのかなぁ、と思ったり。
そんなことを考えながら、今夜は「よくばりな犬」と「さるかに合戦」を読み聞かせ、寝かしつけました(^-^)

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