映画「ソラニン」を観て
只今公開中の「わが母の記」、むちゃ見に行きたい今日この頃。
でも、たぶん見に行けないまま公開が終わっちゃうんだろうなぁ(^-^;)
久々にセーラー服姿も拝めるらしいのに…(笑)
ってことで、代替というわけではないけれど、「ソラニン」をレンタルして観賞した。
なんとも切ないラブストーリーだった。
特にラストのライブシーンに、種田と芽衣子との学生時代のシーンをオーバーラップさせるあたり、オジサンながらこみ上げるものがあった。
思い出の彼はもういない。でも、彼がいた場所に、いま彼女が立っている…。
いや~切ないわぁ。
やはり見所はなんと言っても、あおいちゃん自らギター演奏し、歌うライブシーン。
あんな細い腕で、あのストラトをよくかき鳴らせたもんだ。
ライブの終わりに、ビリーに持ち上げられた腕が、もう爪楊枝のようだもんなぁ。
そして、ボーカルもむちゃパワフル。
下手なアマチュアバンドより全然いいッ!
こんなバンドがいたら即ファンになると思うよ。
バンドを題材とした映画と言うことで、やはり自分自身と重ねてしまう。
学生時代から始めたギター。
あれから20年ほど経つがまったく上達せず。
才能がないことは最初から気づいていたけど、なんやかんやでバンドも続けている。
劇中、芽衣子のバイト先の青年が「ギター手にしたとき無敵になった気がした」と言っていたが、そこまで大げさではないものの、同じ感覚があったし、今もそう感じるときがある。
音楽の魔法だよなぁ。
芽衣子が種田と出会ったのもバンドのおかげ、種田を失ったとき助けてくれた仲間達との出会いもバンドのおかげ。
自分自身も、芽衣子同様にバンドをやっていなければ、出会えなかった人たちがたくさんいる。
なんか、下手ながらバンドを続けている40代の自分を、激しく肯定したくなる気分にさせてくれた映画だった。