2018年12月14日
映画「ボヘミアン・ラプソディ」を観て
今週、休みをとり、やっと観てきた。
いや、映画鑑賞のために休みをとったわけではなく、用事が早々に終わったので、かねてより注目していた本作を観に行った次第。
SNSのネットワークが音楽つながりだからか、みなが一様にこの映画を観た観た、とつぶやき。ALFEEの坂崎も2回観たといい。
極めつけは、行きつけの床屋のマスターまで2回観たこと。そもそもマスターは日本のフォークを愛する人種なので、Queenにはまるとは意外だったのだ。
そして、東洋経済に本作の記事にALFEEの名があがったり。
「「ボヘミアン・ラプソディ」なぜ若者に人気?」そんな包囲網の中、モヤモヤした日々が続いていたのだが、やっとそこから脱出することができた。
さて、感想だが、映画としては至ってシンプル。メンバーの運命的出会い、確執、解散の危機。バンドもの映画では手垢のついたプロットの連続だ。先もだいたい読める。
この映画で特筆すべきは、やはり音楽だろう。耳慣れたヒット曲の数々が、グッドタイミングでスクリーンを彩っていた。ストーリーを楽しむというより、ドラマが挿入されたライブに参加している感じだ。
ここで描かれるフレディは、世紀のパフォーマーというより、生い立ちや同性愛など劣等感に悩み続ける弱々しい人間。バンドデビューするれば、イメージどおりのフレディなのかと思いきや、弱々しさは加速するばかり。
世紀のパフォーマーが姿を現すのは映画の終盤。バンドエイドでのステージ。「伝説のチャンピオン」には無茶鳥肌がたった。