2020年6月19日
映画「パラサイト 半地下の家族」を観て
まさかのアカデミー作品賞を受賞した話題の韓国映画。
日本アカデミー賞じゃなく、アメリカのだ。外国語映画じゃなく作品賞だ。韓国、いやアジア映画が同賞を受賞するなんてビックリである。
「字幕は読まない」というアメリカの観客に対する定説があったが、この事件?からするとこの定説はもう過去のものなんだろう。
作品の方は、サスペンスあり、コメディあり、社会派あり、と韓国映画らしく全部入りの内容だった。下流家族が上流家族に取り入っていく過程をコメディタッチで描く前半、そしてサスペンスタッチに家族の一転を描く後半。このコントラストがうまい具合に描かれていた。この後半には現代社会に対する批判を含むあたりも韓国映画たしい。
冒頭に戻るが、今回の事件、Kポップの世界的成功も後押したんだろうなぁ、と思う。韓国カルチャーの快進撃はますます加速しそうだ。