映画「共犯」を観て

「路上、同級生たちにカツアゲされるホアン。
同級生たちが立ち去ったあと、いつものことと言わんばかり、なにごともなかったかのように帰宅する。
ある日、ホアンは女子学生の変死体を路地裏で見つける。
居合わせたリン、イエとともに警察へ。
同じ学校に通いながら、初対面だった3人はこの事件を機に親しくなっていく。
女子学生を自殺に追いやった犯人がいるはず、というホアンの指摘が発端となり、3人は犯人探しに没頭することになるのだが・・・。」

久々の台湾映画だ。台湾映画と言えば「台北の朝、僕は恋をする」。
あれはいい映画だった。
σ(^^)の生涯映画ラインキング、ベスト10には入る作品であることは間違いない。

そして今回もなかなか趣のある代物。
観る側がどの立ち位置で観たかで、評価が分かれそう。
中学生が主人公ということで青春映画?
タイトルや映画冒頭のシーンからサスペンス映画?
劇中、オカルトっぽい演出もありホラー映画?
「共犯」というタイトルに惹かれ、サスペンス映画を期待すると、正直肩透かしを食らうかも。

いじめられっ子でいつも独りだったホアン。
女子学生の変死体を発見したことで、リン、イエと仲良くなる。
リンは勉強のできる秀才、イエは不良。
普通なら交わることのない3人だが、きっかけが衝撃的すぎて否応なく親交を深めていく。

以下、若干ネタバレな内容になる。
途中からホアンの言動が狂言じみてるなぁ、と思い始めた。
今まで友達のいなかったこともあり、リン、イエとの付き合いを終わらせたくないがための芝居では?と。
なので、犯人のいない犯人探しに胡散臭いものを感じたが、そのホアンが映画中盤でなんと死んでしまう。

ここから映画の向かう先が全然分からなくなる。
リンとイエは、ホアンが死んだことで疎遠になる。
そして、二人はホアンが死んだ原因を誰にも語ろうとはしない。
なぜ語らなかったのか?という疑問が鑑賞後、観たものの心に残るはず。
σ(^^)が思うに、罪の意識というより、ふたりともホアンが死んだという事実を認めたくなかったのでは。
それを認めると、3人でつるんでいた楽しかった日々が、もう帰ってこないことを認めることにもなるから。

この映画はやはり青春映画なのだ。

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