ツエーゲン金沢で振り返る2021年
2020年、得点源だった加藤睦次樹はセレッソ大阪へ、ルカオは松本山雅へ移籍した。
絶妙なクロス精度を誇る下川陽太は松本山雅に返却。
主要選手が抜けて大丈夫か?2021年だった。
開幕してみると、センターバックの廣井友信、左サイドバックの渡邊泰基、ボランチの藤村慶太、大橋尚志を残しつつも、他のポジションはガラリと変えてきた。
前線はほぼ別チームと言っていいぐらいの布陣だ。
開幕当初、ツエーゲンの快進撃が続く。
あれよあれよとまさかの3位になる。
サッカージャーナリストとは無縁のツエーゲンだが、さすがの戦いぶりに、北條聡氏による配信動画にも取り上げられる。
ゲーゲンプレスにかけて、ツエーゲンの戦術をツエーゲンプレスと称したり、丹羽詩温、瀬沼優司、大谷駿斗、嶋田慎太郎で構成する前線ダイヤモンドを評価していた。
他チームでの分析が進んだためか、このダイヤモンドが徐々に機能しなくなってくる。
コンディションの問題か、加えて守備陣にもミスが目立ち、試合開始早々の失点や、得点直後の失点がお決まりパターンに。
6月~9月まで勝利なし、という屈辱の期間を経て、あっという間に降格圏に突入した。
終盤、劇的な勝利もあり、瀬戸際の最終節で残留を決めた。
まさに天国と地獄を経験した一年だった。
そんな一年、スタジアムに足を運んだのは(もちろんホーム)以下の8試合。
2勝2敗2引き分けか・・・なんともイーブンな結果。
栃木SC戦(△2021/4/25)
COVID-19がまだまだ猛威を奮ってたなぁ。
京都サンガ戦(●2021/6/19)
ツッパリナイト!丹羽選手が一番さまになってたかなぁ☺
この日の敗戦が悪夢の連敗の始まりとは知る由もなく・・・。
松本山雅戦(△2021/9/19)
ともに下位に苦しむ両チーム。
名波監督の怒号がスタジアムに響いてたなぁ。
ヴァンフォーレ甲府戦(●2021/10/17)
予報では雨は降らないと言っていたのに、もうビッショリ😓
愛媛FC戦(○2021/11/3)
なんとこの日は抽選で当たったピッチサイドシートで観戦!
サイドの松田陸、渡邊泰基、そしてこの日、プロ初ゴールを2ゴールも決めた平松昇のプレーを間近で見ることができた。
はじめての体験で、その臨場感をたっぷり堪能した。
モンテディオ山形戦(○2021/11/28)
前節栃木SC戦があまりにも不甲斐なかったので、このホーム戦はDAZN観戦のつもりだったが、突然の作田引退と、試合後の引退セレモニーを聞きつけ、急遽スタジアムに向かった。
アディショナルタイムに瀬沼優司が決めたゴールで、ツエーゲンは劇的勝利を決めた。
これがあるからサッカー観戦はやめられない、そんなことを言わしめるドラマチックな試合だった。
来年はどんなサッカーを魅せてくれるだろう。
願わくば、残留でハラハラさせることはもうご勘弁願いたい。
しかし、チームの台所事情を考えると、また厳しい一年になるんだろうなぁ。
とはいえ、わが県のチーム。来年も応援するぞ。