映画「ブレードランナー 2049」を観て

「西暦2049年。
ブレードランナーKは、人間に危害を加えるおそれのある旧型レプリカントを探し出し、処分する任に当たっていた。
ある日、プロテインの栽培に従事していた旧型レプリカントを処分する。
断末魔、旧型レプリカントは「お前は奇跡を見たことがない」と意味深な言葉を残す。
さらにKは、白骨化したレプリカントを発見するのだが・・・。」

ディストピア映画の金字塔の続編である。
前作を観たときことを鮮明に覚えている。
確か中学生の頃で、テレビ放送されたものを予約録画し、自室の15インチテレビで観た。
映像とストーリーとその世界観の異質さに、中学生ながら衝撃を受けた覚えがある。

主人公はデッカードではなく、Kというレプリカント捜査官に代替わりしたが、あの寡黙さは踏襲。
ただし、心を開いて話ができるのは、2次元アイドル的なフォログラムの彼女だけ、という点では、抱えている孤独感はデッカードの比ではないかもしれない。
街の退廃と猥雑さもしっかり受け継ぎ、街に響き渡る耳障りな異音が流れてきたときには、「おお~これこれ」とささやかな感動に浸ったものだ。

前作のテーマは「人間とレプリカントの恋愛」だったが、今回は「レプリカントの出産」である。
その子供はどこにいるのか?もしかして?といったサスペンス要素も盛り込まれ、前作を正当進化させつつも、あのストーリー世界に新たな拡張をもたらしている。

今年の正月に劇場鑑賞した「マトリックス レザレクションズ」はさんざんなものだった。
続編頼みの業界を暗に批判した内容だった。

2匹目のどじょうがいないのが鉄則。
そんなことはものともせず、35年の時を経て、見事、すばらしい続編を作り上げていた。
鑑賞後、あまりにも心打たれたため、久々に前作を見返すことに。

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