児童書「ポアンアンのにおい」を読んで

「習字の授業のあと、友達とふざけあっているうちに、手洗いに使っていた石鹸が窓から校庭の池へ落下。
石鹸を拾い上げるため、浩と陽子は池へ向かうのだが、なぜか池の周りが見慣れない深い森に変わっていた。」

主人公の浩は、石鹸を飲み込んだ大ガエルと対決するわけだが、読み聞かせた息子の関心は、大ガエルの攻略法。
大ガエルの攻撃をかわせたコウモリ、学校の大鏡、逆立ちの得意な浩・・・ヒントは物語のあちこちに隠されている。

そして、読み手のパパの関心は、ツンデレな陽子の揺れる想いってとこか。

著者の作品を読み漁っているが、比較的子供も素直に楽しめる、わかりやすい物語だったような気がする。児童書で、子供がわかりやすいって表現は、なにか違和感があるが。

エピローグの後日談あたりは、「小さな恋のメロディ」的な余韻で、なかなかキュンとさせられた。

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