映画「否定と肯定」を観て

2000年、実際にあったホロコーストに関する裁判を題材にした作品。

ホロコーストや、ユダヤ人大虐殺などは歴史的事実として認識していたが、これを否定する人たちがいて、その真偽について、20世紀末に裁判で争われてていた事実にビックリした。

史実に関する争いはどこでもあるんだなぁ。東アジアで展開されるこの手の論争にうんざりしていたが、これは地域と問わず、人類共通の悪癖なのだろう。

事実を捻じ曲げる人が、声高らかに嘘を語れる社会。だからこそ、事実をしっかり記録し、また記録された事実を読み解くことのできるスキルが人には必要なのだと思う。昨今、ペンの力を借りて、あるいは口弁を駆使して、自分の都合のいい主張をする人が多すぎるからなおさらだ。

この映画で面白いのは、「否定と肯定」という対立構造が法廷だけではない点だ。被告と弁護団、ユダヤ人団体、ホロコースト被害者、そして社会。裁判の行方とともに、自信過剰気味な主人公が様々な対立にさらされ、成長していくあたりも見どころだ。

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