映画「マトリックス レザレクションズ」を観て

自分の中ではブログに投稿したつもりだったが、まだだったようなので、思い出しながら書き連ねてみる。
なにせ鑑賞が、お正月の劇場公開だったから。

2022年最初の劇場鑑賞ということもあり、奮発してリッチな座席のチケットを購入した。
イオンシネマにあるグランシアターってやつだ。

ここ最近、劇場から遠のいたのも、時間がないということ以外に、観客のマナー違反に耐えきれなくなったこともあった。
そういう自分にとって、このグランシアターは最適解かもしれない。
隣接する座席との隔離はもちろんのこと、前の座席すら見えないのだ。
スマホの明かりで注意をそがれる心配もなく、まるでスクリーンを独り占めしている錯覚を覚える。
今後、劇場鑑賞するときは、グランシアター一択だな、とさえ言いたくなる快適さだった。

で、本題である。
いつもは簡単なあらすじから書き始めるのだが、そんなことは不要だ。
なにせこの作品はマトリックスの公式パロディ映画なのだから・・・ちょっと言い過ぎか?

映像革命を起こしたSF映画の金字塔もいうべき作品の続編だ。
当時から映像技術は進化し、さらなる革命的な映像表現が観られるのでは、と否が応でも期待せずにはいられない。加えて、AIやメタバースなど現実世界が「マトリックス」に寄りつつある昨今、作品の世界観もよりブラッシュアップされるのでは?と。

しかし、蓋を開けてみると、期待は大きく裏切られた。
映像表現は、他のSF作品より見劣りする低調もの。
世界観も前作の域を出ておらず、あらたなメッセージすらない。

ストーリー前半、ネオは大ヒットゲームを生み出した名物クリエイターとして登場する。
そのゲームの名は「マトリックス」。
ネオはその「マトリックス」の続編を作るよう上司から指示される。
あのシリーズは終わったもの、として続編作成をネオは拒否する。

監督の本音?
所信表明のごとく、「マトリックス」の続編を作ることの苦悩と、作ってしまったことへの自嘲がこのあと延々と展開する。

ネオが覚醒した後半、ストーリーは軌道修正するのかと思いきや、なおも監督の鬱憤バラシが続く。
ゾンビのごとくヒット作の続編やスピンオフを作り続ける業界への批判。
敵アナリストの口を借り、バレットタイムなんてもう時代遅れと言わしめる。

映画会社もよくOKを出したものだ。
作品を生み出していると自負する制作側と、マトリックスという名前がついた商品さえ配給できればいいという映画会社のギャップが如実に現れた作品だった。

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